■共演シーンが多く、被害を被った“共演俳優”

 前出の制作会社関係者が言う。

「NHK関連でいえば、2020年1月5日放送スタート予定だった大河ドラマ麒麟がくる』で、ヒロインとして決まっていた沢尻エリカさん(39)が2019年11月16日、麻薬取締法違反の容疑で逮捕され、降板。11月22日には、代役を川口春奈さん(30)が務めることが発表されましたが、すでに10話分の登場シーンが撮影済みで再撮影されました。

 このときは大河という規模の大きなドラマで、降板した沢尻さんの役柄的にもさすがに放送予定日には間に合わず、予定よりも2週間遅らせてスタートしています。今回、不幸中の幸いだったのが、清水容疑者は10月後半からの出演予定だったことではないでしょうか」

 今回の清水容疑者の騒動で制作現場は被害を被っているが、「特にダメージが大きい」(前出の制作会社関係者)と言われるのはある“若手実力派俳優”。

「高石さん演じる主人公・トキのお見合い相手・山根銀二郎役として、名俳優・佐藤浩市さん(64)の息子で人気俳優の寛一郎さん(29)が起用されているのですが、清水容疑者との共演シーンが特に多かったそうなんです。寛一郎さんは他の仕事もあり、かなり多忙と見られますが、再撮のためスケジュールを調整しているようで、事務所も大慌てだと聞きます。まさに、清水容疑者の“被害者”ではないでしょうか」

 寛一郎の所属事務所に、共演シーンが多かったことは事実か、さらに代役を立てての再撮影に臨む胸中を聞いたところ、

《回答は控えさせていただきたく存じます。ご理解いただけますと幸いです》

 と否定はしなかった。

《稼ぎが増えた24歳くらいから大麻を吸う量が増えた》と供述していると複数のメディアに報じられている清水容疑者。若手有望株俳優が起こした事件は、周囲の人間に暗い影を落としている。