「“中居氏・フジテレビ問題”を巡るフジ元上層部への50億円の提訴が話題になっている裏側で、引退した中居正広氏(52)の“今後”にも注目が集まっていますね」(ワイドショー関係者)
フジテレビは8月28日、港浩一元代表取締役社長(73)と大多亮元専務取締役(66)に対して、“中居氏・フジテレビ問題”での対応などを巡って、50億円の損害賠償請求訴訟を提起したと発表した。
中居と同局の元女性アナウンサーAさんとの間で2023年6月に起きたトラブルに端を発した一連の“中居氏・フジテレビ問題”。同トラブルは24年末から報じられ、フジテレビを揺るがす大問題へと発展。騒動の影響で、中居氏は公の場に姿を見せないまま、今年1月23日に書面で芸能界引退を発表した。
引退後、中居氏は引きこもり状態とも言われていたが、9月3日発売の『女性自身』(光文社)にて、車を運転している近影が掲載されたほか、中居氏がYouTubeなどを通じた動画配信での復帰を模索している、とも報じられた。ライフワークである野球や、トーク力を生かした対談企画、料理など趣味を披露するコンテンツを考えているといい、“信頼を寄せている仲間たち”に台本の下書きを打診している、とも伝えられたのだ。
「不祥事を起こしてしまい、地上派テレビに出られなくなったタレントがYouTubeで再起を図る、というのはよく聞く話ですが――中居氏の場合は、騒動後も自分を信じて支え続けてくれるファンのためにYouTubeをやりたい、ということだとされていますね。
ただ、現実的に考えるとかなりハードルは高いとも見られていて……。ハードルの1つは、被害女性Aさんとのところの“問題”ですね」(前同)
中居氏は、3月31日にフジテレビなどが設置した第三者委員会が中居氏とAさんのトラブルを「性暴力」と認定したことについて、5月から“反論”を行ない、第三者委員会に同認定の撤回を求める要求を7月5日までに計4回出すなど、徹底抗戦とも言えそうな構えを見せている。
そしてAさんサイドも8月7日、その前日配信の『週刊文春 電子版』(文藝春秋)の記事に中居氏の代理人弁護士が反論した件に対して、Aさんの代理人・菅沼友子弁護士が初めて実名を出したうえで反論を行なったばかり。
流れとしては、まず文春が、23年6月のトラブル後、Aさんの弁護士が作成して中居氏側に送付した、事件当夜の詳細が描かれた“通知書”を公開。これに中居氏の代理人弁護士は、まず“通知書”自体が《出所自体や真偽も不明なもの》とし、《記事にある『通知書』なるものに記載されている表現・描写、『不同意性交等罪に該当しうる性暴力であり、不法行為』等をはじめとした記載は、当職らの認識とは大きく異なるものです》としたほか、《第三者媒体による情報開示が継続的に発生》と、情報漏洩の疑いも指摘したのだ。
これに、Aさんの代理人の菅沼弁護士はこの見解に真っ向から反論。情報漏洩を否定し、《むしろ、本事案について『不同意によるものではなかった』と中居氏代理人らが本文書中で言及したことの方が守秘義務違反に当たるのではないか》《中居氏側は、これまで公表した文書においても事実と異なる内容を述べてAさんに対する二次加害を行ってきました》と非難。
さらに、《もし中居氏側が当方の守秘義務違反を主張するのであれば訴訟等の法的手続きにおいて事実の確定を求めるべき》と、法廷での決着を受けて立つかのような強気の声明を出したのだ。