「中居正広氏(53)の女性トラブルに端を発した一連の問題でいまだ大きく揺れ、スポンサーもまだまだ戻ってきてはいないフジテレビにあって、今や本業のテレビ事業以上に重要になってきているのが映画事業だと言われています。そんな同局の今後の命運を左右することになるであろう2本の大型作品の公開が、2026年に控えていますね」(制作会社関係者)
9月上旬、木村拓哉(52)が主演を務める劇場版『教場』の打ち上げが東京・湾岸スタジオ内のレストランで開催されたという。
約4か月にわたる撮影を終えた木村は、打ち上げの席で乾杯の音頭を取った際、《こういったところで打ち上げを行うのは初めてですが、ここでやる理由は察してください》と、フジテレビの問題に触れて会場を沸かせたと9月9日発売の『女性自身』(光文社)が報じている。
また、木村は8月25日に自身のインスタグラムを更新して《信じられないような過酷な状況の中でも、次のone cutに向けて一緒に踏ん張ってくれた現場のスタッフの皆さん、共演者の皆さん。本当にありがとうございました! 感謝》と『教場』がクランクアップしたことを報告していた。
「来年公開だという劇場版『教場』は前後編の2部作だといい、一連の問題で売り上げを大きく落としたフジテレビにとっても勝負の作品になるのは間違いありません。
さらに来年には織田裕二さん(57)主演の『踊る大捜査線N.E.W.』も公開になると発表されていますね」(前同)
『踊る』は、1997年1月期の連ドラを経て映画シリーズ化。12年公開の劇場版『THE FINAL』で完結していたが、24年10月に柳葉敏郎(64)演じる元警察官僚・室井慎次を主人公にした前後編のスピンオフ映画『室井慎次 敗れざる者/生き続ける者』が公開された。
映画2作目の『レインボーブリッジを封鎖せよ!』(03年)は興行収入173.5億円。この数字は邦画実写記録1位として20年以上更新されていない。24年11月には『室井慎次 敗れざる者』までの映画シリーズ6作品の累計興収が500億円を突破。その後、公開された『室井慎次 生き続ける者』も興収17億円という好成績を残している。
「社会現象級の大ヒットとなっている『国宝』の興収が現在133億円。いかに『踊る』シリーズが圧倒的な“数字”を持っているかがうかがえますよね。『教場』もヒット請負人の国民的スター・木村さんが主演ですし、前後編ですから合計すると大きな興収になるのは間違いないでしょう。
そんな来年の邦画界、エンタメ界の話題の中心になるであろう『教場』と『踊る』ですが、ヒロインや女性キャストにも注目が集まっていますね。まず、『教場』にはいろいろと話題の趣里さん(34)が出演すると報じられていますからね」(同)
趣里は8月29日、自身のインスタを通じて第1子を妊娠していること、ボーイズグループ・BE:FIRSTのRYOKIこと三山凌輝(26)と結婚したことを発表したばかり。
「趣里さんは4月から5月にかけて『教場』の撮影に臨み、早めにクランクアップしたとされます。以降はメディア露出がありませんでしたが、結婚の準備やお腹の赤ちゃんのために休養に入っていたのでしょうね。
そんな趣里さんと言えば、23年後期のNHK連続テレビ小説『ブギウギ』でヒロインを務め上げて一気に一流女優としての地位を確立。水谷豊さん(73)と伊藤蘭さん(70)の娘ながら、親の七光りではなく自らの力でブレイクを果たしたわけで、その演技力は業界内でも高く評価されています。
どんな役も変幻自在に演じる趣里さん。『教場』はシリアスなストーリーですが、趣里さんがどんな演技を見せるのか、木村さん演じる風間公親とどんな掛け合いをしているのか、関係者の間でも注目を集めていますね。『教場』が公開される頃にはもうママになっているのでしょうが、やはり何かと注目度は高いですよね」(同)