■「出ない女優」深津絵里の『踊る』最新作への出演は……

 一方の『踊る大捜査線』シリーズのヒロインといえば、深津絵里(52)演じる恩田すみれだろう。

 すみれは、映画2作目の『レインボーブリッジを封鎖せよ!』で凶悪犯に背後から左胸を銃撃され、命に別状はなかったものの後遺症を負ってしまう。そのため体力の限界を感じ『THE FINAL』で退職を決意。

 そして、24年公開の『室井慎次 生き続ける者』では本人こそ登場しなかったが、室井(柳葉)の口から「(恩田が)退職して20年経ったが、今も(故郷・大分で)ご家族と後遺症に苦しんでいる」と、その近況を口にする場面があった。

「大人気女優の深津さんが演じるすみれさんも、『踊る』ファンから大人気のキャラクター。来年公開予定の『踊る大捜査線N.E.W.』への出演に期待が高まりますが、深津さんは“なかなか作品に出ない女優”ですからね……。

 ただ、オダギリジョーさん(49)が脚本・監督・編集・出演を務める映画『THEオリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE』(9月26日公開)で8年ぶりに映画出演。52歳を迎えた今も透明感は健在で、その美しさに驚く人も少なくありませんでしたよね」(前出の制作会社関係者)

“作品になかなか出ない女優”深津の『THEオリバーな犬』出演を受け、

《深津絵里さん、8年ぶり映画出演。楽しみだな》
《最近踊る見たが、やっぱ可愛いのよね》
《深津絵里さん!踊るにも帰ってきて欲しいです!!》
《オリバーに深津絵里? これはすみれさん復活も有りか?》

 と『踊る』シリーズへの復活に期待する声も上がった。

「深津さんの事務所関係者によると、今年の冬の時点では『踊る大捜査線 N.E.W.』への正式な出演オファーはまだ来ていなかったといいますね。それでもシリーズの集大成となるであろう作品ですからね。すみれさんの存在は『踊る』には絶対に欠かせないですし、ファンも登場を熱望している。制作陣は深津さんをキャスティングすべく動いたと見られますが……。

 ただ、深津さんにとっては、2004年3月に亡くなられたいかりや長介さん(享年72)の存在がとても大きかったそうなんです」(前同)

 いかりやさんは『踊る』シリーズで主人公の青島俊作(織田)を指導する和久平八刑事を演じた。

「深津さんには、いかりやさんがご健在のときの『踊る』が“1つのチームだった”といった思いがあると聞こえてきています。いかりやさんの存在感は視聴する側からしても絶大でしたが、やはり出演者の間でもそうだったんでしょうね。いかりやさんが亡くなられた後も、『踊る』の劇場版2作に出演した深津さんですが、果たして今回はどうか……。

 ただ、とにかくすみれは大人気ですし、最新作に登場するかどうかが興収にも影響を与えるのではないか、とも言われていますね」(同)

『教場』での趣里の演技はいかに。そして、『踊る』の最新版で深津の姿は見られるだろうか――。