櫻井翔(43)主演の土曜ドラマ『放送局占拠』(日本テレビ系/毎週よる9時)の第9話が、9月13日に放送される。6日放送の第8話は、武蔵三郎(櫻井)と青鬼・大和耕一(菊池風磨/30)のタッグが話題になったが、平均世帯視聴率は5.7%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)で、前回から0.2ポイント落ちている。

 同ドラマは、『占拠』シリーズ3作目で、妖怪の面で顔を隠した武装集団・妖のメンバーが、東京都知事選挙に向け選挙特番を放送中の「テレビ日本」を占拠。警視庁の立てこもり犯罪対策班(BCCT)の捜査員・武蔵三郎が立ち向かう、タイムリミット・バトル・サスペンス。ツッコミドラマとして人気だったが、最近は手抜きが目立ってきた。

 第8話では、武蔵は大和を監禁場所から間一髪で救い出すと、般若・伊吹(加藤清史郎/24)の目を盗んで指揮本部に留置する。武蔵に「知ってること、全部話せ」と問い詰められると、大和は自分が妖にいたころには、座敷童はいなかったこと、さらに、人質のなかに座敷童が潜んでいる可能性があると明かした。

 そこで武蔵は、伊吹とやりとりしている際に、裕子(比嘉愛未/39)に「明けない夜はない」と告げる。それは、2人の結婚式の二次会で奄美(戸次重幸/51)が企画した、脱出ゲームに関連するキーワードで、“中にスパイが紛れ込んでいる”という意味だった。裕子と奄美は人質の中に妖がいると気づき、探りを入れ始め……という展開。

 大和も知らないと煽っていた座敷童の正体は、多くの視聴者の予想通りAD・忽那翡翠(齊藤なぎさ/22)とあって、今ひとつ盛り上がらなかった。

 さらに、X上では、《座敷わらしって潜伏してたけど何の意味があったの? 人質の監視みたいな事を言ってたけど、メスで人質にとるみたいな事を共有したのに実行されてるって事は役に立ってないよな》と、存在自体を疑問視する声がある。たしかに座敷童は、家に住む人にいたずらする程度の妖怪ではあるが……。