今田美桜(28)が主人公を演じるNHK連続テレビ小説『あんぱん』の第119話が9月10日に放送された。同回では、津田健次郎(54)演じる、中盤の人気キャラ・東海林明が再登場。津田は素晴らしい演技を披露したが、同場面を見た視聴者からは彼の“退場気配”を感じたという声も――。
【以下、『あんぱん』ネタバレを含みます】
『あんぱん』は、国民的キャラクター『アンパンマン』を生んだ漫画家・やなせたかしさんと妻の小松暢(こまつ・のぶ)さん夫妻をモチーフにした作品。今田が暢さんをモデルにしたヒロイン・朝田のぶを、北村匠海(27)がやなせさんをモデルにした柳井嵩を演じる。
物語は、9月10日放送回の時点で昭和48年(1973年)。今回、再登場した東海林は、嵩とのぶが昭和21年(1946年)頃に働いていた高知県の新聞社「高知新報」の上司。東海林は7月28日放送回を最後に登場しなかったが、9月10日放送回で、およそ25年ぶりにのぶと再会した。
「かつては嵩とのぶの上司としてバリバリ働いていた東海林でしたが、現在(1973年)のビジュアルは白髪交じりの初老。絞り出すようなしゃべり方も、老いや体調不良を感じさせました。劇中の発言や、モデルがやなせさんの元上司・青山茂さんと言われていることから、おそらく65歳前後だと見られます」(女性誌編集者)
嵩が不在のタイミングで、東海林は柳井家をアポなしで訪問。のぶに、嵩が参加した作品は映画も本もすべて見ていると話し、「あの柳井が、こんなに活躍するとはなぁ」としみじみ。
また、嵩とのぶが入社面接のときに話していた「逆転しない正義」の答えが、嵩の絵本『アンパンマン』に込められていると感じたといい、「何十年かけて、やっと見つけた。そうやにゃ?」と優しい笑顔を浮かべる姿も。
そして、帰宅した嵩にあらためてエールを送ってから、帰り際、嵩の「今度ゆっくり泊まりに来てください」という言葉に「はいよ。ほいたらにゃ~」と、弱々しく手をふり、柳井家を後にした。
久しぶりの東海林の登場に視聴者は沸騰したが、東海林の老け込んだ姿、去り際の意味深な後ろ姿に、視聴者は動揺。
《話の最後に本人が「ほいたらにゃー」言いながら去っていくのって死亡フラグじゃないですか……》
《なんか東海林さんフラグじゃなきゃいいけど良い事言ったあといなくなる人多いから…》
《東海林編集長、病気なのかな?だから、嵩とのぶに会いに来たの?フラグ立ってる気が…不穏》
といった心配する声が、多く寄せられている。