「連続ドラマ『ちはやふる-めぐり-』(日本テレビ系)が9月10日に最終回を迎えましたが、視聴率は全く振るわず。ドラマ関係者の間では日テレの水曜ドラマ枠は“死に枠になってしまった”という話がされていますね……」(ドラマ制作会社関係者)
俳優の當真あみ(18)が主演を務めた『ちはやふる-めぐり-』は、広瀬すず(27)が主演を務めた映画『ちはやふる』(2016年/2018年)から10年後の世界を描いた物語。かつて映画でメインキャストを務めた上白石萌音(27)が、主人公・藍沢めぐる(當真)が所属する競技かるた部の顧問として出演した。
「日テレの水曜ドラマ枠は伝統枠として知られていたのですが、22年4月クールにフジテレビが水曜ドラマ枠を復活させたことを嫌がってでしょう、日テレは水曜ドラマ枠を廃止したんです。フジテレビはドラマに強いですからね」(前同)
日本テレビは24年の春改編で1991年から連続ドラマを放送してきた水曜22時台の「水曜ドラマ」枠を終了させ、土曜21時台に「土ドラ9」というドラマ枠を新設。土曜の夜は21時台と22時台にそれぞれドラマを放送するという編成になった。
「この土曜の夜に2時間連続でドラマ枠を設けるという編成が、結果的には大失敗だったんです。バラエティには強い日テレですが、ここ最近はヒットドラマに恵まれず、ですからね。
土曜21時台のドラマで全く視聴率が取れず、テレビの前に視聴者がいないなかで22時台のドラマがスタートするという最悪の編成でしたからね。そこで、今年4月クールからは水曜ドラマを復活させることになったんです」(同)
日本テレビの水曜22時台には24年4月よりハライチと佐藤栞里(35)がMCを務めるバラエティ番組『世界頂グルメ』(日本テレビ系)が放送されていたが、同番組も視聴率は振るわずに今年3月26日に終了。4月クールに水曜ドラマ枠が復活した。
「志尊淳さん(30)と岸井ゆきのさん(33)がダブル主演を務めた『恋は闇』が放送されましたが、最終回の世帯視聴率は4.1%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)と惨敗。そして7月期、“満を持して”という形で『ちはやふる-めぐり-』がスタートしたんです。
上白石さんだけではなく、16年と18年に公開された映画『ちはやふる』シリーズに出演した広瀬さん、松岡茉優さん(30)、野村周平さん(31)、矢本悠馬さん(35)、森永悠希さん(29)、佐野勇斗さん(27)、優希美青さん(26)らも今回のドラマに登場。ドラマの公式SNSにも上白石さんと広瀬さんがハグする場面がアップされましたが……視聴率にはつながりませんでしたね」(同)