木村文乃(37)主演、Snow Man・ラウール(22)が共演する木曜劇場『愛の、がっこう。』(フジテレビ系/毎週午後10時)が、9月18日に最終回(第11話)を迎える。ラウールは初めてGP帯民放連ドラのメイン役を務め、期待以上の演技を見せた。
同ドラマは、堅い家庭で育った真面目すぎる高校教師・小川愛実(木村)が、文字の読み書きが苦手なホスト・カヲル(ラウール)に言葉や社会を教える秘密の“個人授業”を続ける中、次第に距離を縮めていくも、さまざまな批判や非難に襲われていく、禁断なのに純愛な“愛”の物語。
ラウールのソロ活動はモデルの仕事が多く、Snow Manの中では俳優の仕事は少ないほうだ。その演技経験の浅さもあってか、本作序盤の演技にはぎこちなさが目立っていた。それをフォローしていたのが木村で、第2話の屋上で文字を教えるシーンは印象的だったが、明らかに木村がラウールを引っ張っている感じだった。
しかし、その演技は回を追うごとにこなれていった。第6話の三浦海岸でのデートでは、野外ロケということもあってか、のびのびした動きを見せた。さらに、ホストの“カヲル”と素顔の“鷹森大雅”の間で揺れる気持ちを、繊細に切なく表現していた。まさに、俳優・ラウールとしての急成長だといえるだろう。