■STARTO社筆頭グループ・Snow Manを猛追するtimelesz
前出の広告代理店関係者はこう話す。
「STARTO社を代表する人気グループといえば、SnowManがその筆頭でした。ただ、『タイプロ』を経て再始動したtimeleszの人気は今や凄まじいものがある。
同じくオーディション番組を経て結成された女性ダンスボーカルグループ・HANAも大人気ですが、やはりオーディション番組はメンバーの人となり、頑張りなどが見えますし、グループ結成、加入までのドラマが見られる。グループ始動時にはすでに多くのファンがついていて、推したくなる存在になりますからね。
オーディションが成功すれば、大きなアドバンテージとなるんです。それを象徴するのがtimeleszとHANAではないでしょうか。楽曲の売り上げやライブの動員数も含め、timeleszはSnow Manを猛追するグループとなり、テレビ各局も“とにかくtimeleszをキャスティングしよう”となっているんです」
4月20日からはグループの冠番組『タイムレスマン』(フジテレビ系)がスタート。6月17日には冠特番『timeleszの時間ですよ』(TBS系)も放送された。
「フジテレビ、TBSに続き、ついに日テレで冠番組がスタートですからね。そして、今言われているのが大晦日の国民的歌番組『NHK紅白歌合戦』への出場についてですね。今年の『紅白』にtimeleszが出るのは間違いない、とまで言われていますね。
旧ジャニーズ事務所創業者のジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題の影響により、23年と24年はSTARTO社所属グループの出場はありませんでした。NHKは24年10月にSTARTO社所属タレントの新規起用を解禁したため、同年の『紅白』にSnow ManやSixTONESの出場が有力視されましたが実現はしなかった。
特に『紅白』サイドはSnow Manに“ぜひとも出てもらいたい”とオファーをかけていたようですが、Snow Manサイドが断ったと言われています。23年の配信ライブが大成功しましたからね」(前同)
Snow Manは23年の大晦日、『紅白』の裏でYouTubeでの生配信「Snow Man Special Live~みんなと楽しむ大晦日!~」を実施。24年大晦日にも同様の生配信を行ない、いずれも最大同時接続数120万を突破するという大成功となった。
「『紅白』では1~2曲しか披露できませんが、生配信ライブなら自分たちの演出でたくさんの曲が披露できますし、ファンの満足度も高い。Snow Manには“今後もう『紅白』に出ないのでは”という報道もあるほどです。彼らはすでに国民的グループと言ってもいいほどの存在で、“出るメリット”もそうないかもしれませんからね。
一方でtimeleszはこれから国民的グループを目指していく途上にありますから、オファーがあれば、幅広い世代が見る『紅白』に出るという判断をするのではないか、と見られています。『紅白』サイドも、ファンを多数抱え、数字を持っているSTARTO社所属グループを“出したい”となっているといいますし、“今年”再始動したtimeleszには間違いなくオファーはいくでしょうからね」(同)
日テレの新番組『timeleszファミリア』のスタートで、グループの人気と勢いはさらに増すことになりそうだ。