「旧ジャニーズ事務所の創業者のジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題により、2023年10月に事務所は“消滅”。STARTO ENTERTAINNMENTが設立されてから2年が経とうとしていますが、ここにきて、あらためて“日本の芸能界・テレビ界・エンタメ界はSTARTO社で回っている”、と多くの関係者の間で話されていますね」(芸能プロ関係者)

 ジャニー氏の過去の加害問題が大騒動になり、テレビ各局やスポンサー企業は旧ジャニーズタレントの新規起用を見送ることになったが、新たにタレントのマネジメントを行なうSTARTO社の設立、そして被害者への補償を行なうSMILE-UP.の真摯な対応もあり、各社は徐々に新規起用を解禁。今ではテレビ、映画、配信作品、広告――とSTARTO社と契約するタレントを目にしない日はない。

「騒動を経て、STARTO社タレントたちは完全に息を吹き返し、今、エンタメ界は彼ら一色と言っていいほどですよね。

 その最大の要因は、STARTO社タレントが圧倒的な数のファンを抱えていて、ライブの動員数、楽曲の売り上げが凄まじく、そして多数の熱心なファンたちが彼らの出るテレビ番組や配信作品を見てくれるから。ですのでテレビ局や映像制作会社などは、“数字を狙うならSTARTO社タレントを起用するしかない”となっているんです」(前同)

 STARTO社所属グループでも特に高い人気を誇るのがSnow Manだろう。グループの冠番組『それSnow Manにやらせて下さい』(TBS系)はテレビ各局が重視する13~49歳の個人視聴率であるコア視聴率で他局を圧倒しているという。

「グループが大人気なのに加えて、メンバーそれぞれがドラマや映画にも引っ張りだこ。7月期、深澤辰哉さん(33)は『誘拐の日』(テレビ朝日系)、ラウールさん(22)も『愛の、がっこう。』(フジテレビ系)で重要キャストを務めました。

 向井康二さん(31)は10月10日スタートの『フェイクマミー』、目黒蓮さん(28)は10月12日スタートの日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』(ともにTBS系)に出演することが発表されました。来年には、宮舘涼太さん(32)の民放キー局での主演ドラマも内定しているといいますね」(同)

 Netflixで配信されたオーディション番組『timelesz project(タイプロ)』を経て、8人体制へと移行したtimeleszも快進撃を続けている。グループにとって日本テレビ系での初レギュラー冠番組となる『timeleszファミリア』が10月6日にスタートすることも発表されたばかりだ。

「初回前日の5日にも22時30分から初回SPが放送される異例の編成ですからね。いかに日テレがtimeleszに期待を寄せているかがうかがえます。

 4月20日からはグループの冠番組『タイムレスマン』(フジテレビ系)がスタート。6月17日には冠特番『timeleszの時間ですよ』(TBS系)も放送されました。今後もバラエティ番組で彼らを目にする機会が増えていきそうですが、メンバー個々の俳優業も増えつつありますね」(同)