■庵野監督が過去に明かしていた“竹野内連続出演”の理由

 また、2022年の『シン・ウルトラマン』公開時に発売された『シン・ウルトラマン デザインワークス』(株式会社カラー)にて、庵野監督は竹野内についてこんなコメントも。

《全体的な世界観は何となく『シン・ゴジラ』とつながっているかも、くらいにしています。版権管理上、明確につなげる事が難しいので、「シン・」というタイトル、巨大不明生物という言葉や政府の男に竹野内豊さんをキャスティングしたりという感じです》

 他方で、詳細は伏せるが『シン・仮面ライダー』で竹野内が演じた“政府の男”は、おそらく『シン・ゴジラ』や『シン・ウルトラマン』に登場した“政府の男”とは別人だと考えられている。

 前2作に比べるとどこか“優しさ”を感じさせる場面があるほか、“情報機関の男”ともども、映画を鑑賞した愛好者たちを「言われてみれば“あのポジション”じゃないか!!」と唸らせる、特大のサプライズ要素があったからだ。

 だが、竹野内は『シン・仮面ライダー』のパンフレットで、庵野監督を《頭の中に限りない宇宙があるような、計り知れない無限の世界観の持ち主》と評しているだけに、我々には想像もつかない裏設定があるのかもしれない。

 1つ言えるのは、今後も庵野監督による『シン・○○』が製作された場合、竹野内は間違いなく出るということ。そう思わせるくらいに、竹野内は全作で圧倒的なオーラを放っている――。