9月20日に亡くなった、元俳優で群馬県高崎市の人気ラーメン店「中華そば こましょう」の店主・小松正一さん(享年61)。かつて芸能界で活躍した小松さんの死を悼む声は多いが、店側はお供えに困惑しているようだ――。

 同店は8月末から臨時休業が続いていたが、9月20日に公式SNSを通じて、小松さんの逝去が公表された。通夜は26日、告別式は27日に執り行なわれることが告知されている。

 小松さんは、1980年代後半から2011年にかけて俳優として多くの作品にバイプレイヤーとして出演、活躍してきた。有名なところでは、田村正和さん(享年77)主演、三谷幸喜氏(64)脚本の名作『古畑任三郎 3rdseason』(フジテレビ系/99年4月期)の第1話、十代目松本幸四郎(52)演じた犯人が起こした事件の関係者・石丸プロデューサー役で出演していた。

 小松さんの訃報を受け、養成所時代の同期である寺島進(61)、音楽劇『ウインド・イン・ザ・ウィロー』(1993年)での共演以降、親交を深めていた勝村政信(62)の人気ベテラン俳優2人も、Xで小松さんの死を悼んでいる。

《三船プロの養成所からの同期生で日本一美味い中華そば『こましょう』の店主になった、親友の小松正一が昨日、亡くなってしまった。放心状態な俺は、何かしなくては!と鍋を。小松の美味しかった鳥鍋を真似して偲んで。合掌》(寺島)

《ずっと仲良くて。売れてたのに、ラーメン屋になりたいって突然役者辞めて、今日突然いなくなりました。小松をかわいがってくださってありがとうございました》(勝村)

 2人以外にも、多くの俳優たちが小松さんの店を訪れていたようだ。店の公式Xでは横山めぐみ(56)や六角精児(63)、宇梶剛士(63)、小澤征悦(51)ほか、小松さんと俳優たちとのツーショット写真が投稿されている。

「常連客からの追悼コメントも多数寄せられ、小松さんはとても愛されていたようです。故人のことを想っての行動なのでしょうが、困ったことになっていて……小松さんの訃報以来、多くのお供え物が店前に置かれる事態となっているようです」 (スポーツ紙記者)