9月13日から9日間にわたって開催された「東京2025世界陸上」が1週間前の21日に閉幕したが、スペシャルアンバサダーを務めた俳優の織田裕二(57)の“引退宣言”を惜しむ声はいまだに鳴り止まない。
織田は1997年のアテネ大会から2022年のオレゴン大会まで13大会連続で『世界陸上』(TBS系)のメインキャスターを担当。23年のブダペスト大会には携わらなかったものの、34年ぶりに東京で開催された今回の大会にスペシャルアンバサダーとしてカムバック。俳優の今田美桜(28)がアンバサダーを、&TEAMのK(27)が応援サポーターを務めた。
TBSでは21日、日本勢最後の出場種目となった「男子4×100メートルリレー決勝」、「女子走り高跳び」終了後に『名場面一挙見せ&初公開SP』を放送。
そこで織田は『世界陸上』について、「約30年この大会を見てきました。当初は日本人選手が少なくてですね、誰を応援していいのかってのがわからずに、ただ選手たちの運動能力の高さに驚かされて圧倒されて」と振り返り、「そのうち、もう何人だから応援するのって、もうどうでもいいなって思うようになって。人類はどこまで遠く、速く、高く跳べるんだろうかって」と大会の魅力を伝えた。
続けて、「いろんなもの背負って選手たちは戦っています。そこには選手の数だけ人間ドラマがあります」と話し、「次は2年後の中国・北京での開催です。私はテレビの前でビール片手に楽しみます」と『世界陸上』からの引退を宣言したのだ。
織田は前日の20日放送の『情報7days ニュースキャスター(Nキャス)』(TBS系)でも「もうやらないです。僕はテレビで応援します。お叱りの言葉もたくさんあることも踏まえて」「体力の限界。楽しいうちにやめたい。老兵は去ります」とコメントしていた。
「今回の『世界陸上』では、あらためて織田さんの陸上競技、『世陸』にかける情熱が多くの人に伝わりましたよね。視聴者からは《もしかしたら織田裕二が見たくて世界陸上見てたのかもしれない》という声もあったほどでしたが、そんな織田さんを、『Nキャス』のMC・安住紳一郎アナウンサー(52)と三谷幸喜さん(64)がイジるような場面や、大会終了後のTBSサイドの“演出”が物議を醸しましたね」(スポーツ紙記者)
20日夜、織田と今田は『Nキャス』に国立競技場からの生中継で出演。大会の様子を振り返った後、安住アナが「ちょっと、今田さん……織田さんの横で、織田さん陸上に関して熱いから、ちょっと、持て余し気味というか、たぶんやりづらいこともあると思うんだけど」と呼びかける場面があった。
これに今田は「織田さんのたくさんの熱量を、陸上に対しての熱量を聞いていて、もうハマリまくっております」とポジティブなコメントをしたものの、三谷氏は「(でも)疲れたでしょ?」と追及を続け、今田は笑いながら「やめてください!」と否定し、織田も苦笑していた。
このやりとりに、
《これは酷い 安住と三谷が面白く話したかもしれないけどかなり引く織田さんが可哀想》
《同じく大会アンバサダーを務める今田美桜さんを気遣う言い方といえば聞こえは良いが、織田裕二さんへのdisりそのもの》
などと安住アナと三谷氏への厳しい声がXに寄せられることになった。
「織田さんと三谷さん、安住アナの良い関係性があってのイジりだったのでしょうが、一部の視聴者にはそうは映らなかったんでしょうね。
爆笑問題・太田光さん(60)は、23日放送のラジオ番組『爆笑問題カーボーイ』(TBSラジオ)で“俺は見たんだけど、全然そんなことなくて。すごくいいやりとりだなと思って見てた”や“安住だって散々今までやってきたことがあってのやりとりだし”とフォローしていましたが。『世界陸上』では、大会最終日のTBSの“演出”にも批判が寄せられました」(前同)