高石あかり(22)主演のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』が、9月29日にスタートする。23日にはドラマの魅力を伝える事前番組『もうすぐ、ばけばけ』が放送され、視聴者の期待が高まっている。
同ドラマは、松江の没落士族の娘・小泉セツとラフカディオ・ハーン(小泉八雲)がモデルの物語。民話や昔話などを聞くのが大好きな松野トキ(高石)と、新聞記者として取材のために来日したが、縁あって松江で英語教師になるレフカダ・ヘブン(トミー・バストウ/34)の、何気ない日常の日々を歩んでいく夫婦の姿を描く。
注目すべきはキャストだ。事前番組で紹介された映像では、“演技おばけ”の高石が早くも存在感を発揮し、もう10年もこのドラマに出演しているような、なじみ具合いだった。前期朝ドラ『あんぱん』では、ヒロイン・のぶ役の今田美桜(28)がセリフのテンポなど、スタンダードな芝居に徹していたため、より新鮮に見えた。
脇を固める俳優たちも、ヘブンをサポートする英語教師役に吉沢亮(31)。トキの家族に岡部たかし(53)、池脇千鶴(43)、小日向文世(71)。親戚に堤真一(61)、北川景子(39)、板垣李光人(23)などと盤石の布陣。視聴者的には未知数な高石に、なんでもできてしまう最旬の吉沢を合わせているあたり、どう転んでも間違いない配役だ。
また、トキと働く女工役に『VRおじさんの初恋』(NHK)の主人公のアバターを演じた倉沢杏菜(20)、ヘブンの教え子に『19番目のカルテ』(TBS系)でヤングケアラーを演じた杉田雷麟(22)、『僕達はまだその星の校則を知らない』(フジテレビ系)で生徒会長を演じた日高由起刀(21)など、注目の若手を揃えてフレッシュさもある。