フリーアナウンサーの羽鳥慎一(54)がMCを務める朝の情報番組『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)が、放送10周年を記念して9月29日の放送からさまざまなリニューアルを敢行することが発表された。
『羽鳥慎一モーニングショー』は、日本で初めてのワイドショー『木島則夫モーニングショー』を生み出したテレビ朝日が、羽鳥をMCに迎えて2015年9月28日にスタートした番組。これまで5年連続年間平均視聴率同時間帯トップ、8年連続年間平均視聴率民放トップを獲得してきた同番組。9月29日からは放送10周年を記念しスタジオセット、ロゴマーク、オープニングテーマ、出演者まで刷新するという。
コメンテーターでは弁護士の山口真由氏(42)、社会起業家の石山アンジュ氏(36)、ヴァイオリニストの廣津留すみれ氏(32)が番組を卒業し、新たな出演者として月曜日には猿田佐世弁護士(48)、金曜日には前大津市長の越直美弁護士(50)が加わる。
リニューアルにあたって羽鳥は《今回、10年という節目でもあり、久しぶりに一部の出演者が入れ替わり、新しくなります。今まで以上に、活発で、わかりやすく、みなさんに楽しんでいただける番組にしていきたいと思っています》と意気込みを露わにした。
「出演者やロゴなどを刷新して今後も長く続いていきそうな『モーニングショー』ですが、午前8~10時までの時間帯の視聴率は“一人勝ち”と言ったところ。たとえば、9月19日の世帯視聴率は9.6%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)とほぼ10%、個人視聴率は5.2%という高いものでしたからね。
これに次ぐのが水卜麻美アナウンサー(38)がMCを務める『ZIP!』(日本テレビ系)の8時台ですが視聴率は世帯5%強ですから、『モーニングショー』は2位の『ZIP!』にダブルスコアで勝っているんです。そして、日テレ以外の局は世帯と個人視聴率では全く勝負にならないほど。
忙しい朝の時間ですから家でテレビを見ているのはシニア層が中心でしょうが、『モーニングショー』はそのシニア層の視聴率を独占していると言えますね」(制作会社関係者)
『モーニングショー』では、元テレビ朝日報道局員でスタート時の15年10月からレギュラーコメンテーターを務めている玉川徹氏(62)の視聴者目線ながらも過激な物言いも何かとネットニュースをにぎわせるなど、番組の人気をけん引している。
「玉川さんをいなしたり、上手い具合にコントロールしているのが羽鳥さんですが、54歳でありながら爽やかさや清潔感は健在。番組の売りであるパネルを使用した説明や回しも上手で、番組を見ているとあらためてアナウンス技術が一流だということがうかがえます。そんな羽鳥さんは『モーニングショー』以外の番組にも引っ張りだこですよね」(前同)