■国分の不祥事内容について、松岡のスタンスは――
国分のコンプライアンス違反の内容はいまだに明かされていない。複数のメディアが、番組関係者へのセクハラやパワハラがあったようだ、と報じているが、報告書では内容こそ伏せているものの、相当な出来事があったことを示すような記述もあった。
《調査の結果明らかとなった本事案の内容は、日本テレビが掲げる人権方針・コンプライアンス憲章に明確に抵触し、到底看過し得ない程度であり、国分氏が出演していた番組が人と自然をテーマにした青少年に推奨される内容であり、SDGsの理念も体現するものであることや、国分氏が国民的人気を博し、その言動の影響力は大きいものであることなどを踏まえると、十分番組降板の理由となり得るものである》
国分が行なったことの中身は不明なものの、少なくとも《日本テレビが掲げる人権方針・コンプライアンス憲章に明確に抵触し、到底看過し得ない程度》だったのは間違いないのだ。
現在無期限活動休止中であり、騒動発覚後もメディアに全く登場していない国分。一方で、同じ元TOKIOのメンバーである松岡昌宏(48)は9月17日に更新した自身のYouTubeチャンネル「松岡のちゃんねる」で、国分に言及するシーンがあった。
約3か月ぶりの動画更新、TOKIO解散後は初となった動画タイトルは《豊洲 松岡絶賛!なんでも揃う定食屋 万福食堂》。松岡が豊洲の街を散歩し、定食店内でトークを展開するなかで、国分の近況についても言及していた。
国分とはまだ会ってはいないという松岡だが、「これから会う予定」だという。また、「こんなこと言ったらまたお叱りを受けるかもしれないけど、正直これっぽっちも頭にきてない」と国分に対して怒りの感情はないという胸中を吐露。
また、国分の不祥事の内容について何があったかは聞かされていないといい、松岡自身も「聞かない。別にいい」とのこと。そのうえで、このような発言もしていた。
「(不祥事について)それがどうだったのかというよりも、“(これから)どうやっていこうか”の方が大事」
そして、今後の“どうやっていこう”について、「当初グループ組んでた頃の形みたいにはならないかもしれない」としながらも、「俺としては何も変わらないんで。まあ一緒にやっていきましょうよ」という感覚だと吐露。
「会社は変わるけど、一緒にやることはできるわけだから。YouTubeに出てもらってもいいし、YouTubeをやってもいいし、生配信してもいいし」
「(国分の復帰にあたって)俺が役に立つなら、いくらでも使ってくれればいいし」
など、“協力”する準備があることを表明。「許される範囲で、お叱りを受けない範囲で、ご迷惑をおかけした方への補償も含めてすべてが整ったら、“していい”と俺は思っている」と自身のスタンスを明確に言い切った。
前出の民放キー局関係者が、この松岡のスタンスと日テレとの“温度差”を指摘する。
「松岡さんは国分さんの復帰に前向きな姿勢を見せていますが、今回のガバナンス評価委員会の意見書を読む限りでは、国分さんの不祥事の内容はかなり深刻なものだったように感じられます。
もちろん、具体的な不祥事の内容が明かされていないので判断は難しいですが、松岡さんの発言とガバナンス評価委員会の見方の間には相当なギャップがありそうですよね。“人権方針に明確に抵触”した行為があった国分さんを復帰させるためのハードルは高いでしょう。
セカンドチャンスが与えられることは重要だとは思いますが、イメージ商売の芸能界ですから、国分さんの復帰は相当困難なものだと感じられますね」(前同)
果たして、国分が松岡のYouTubeに登場する日は来るのだろうか。