9月13日から21日にかけて行なわれた『東京2025 世界陸上』が閉幕し、スペシャルアンバサダーとしての役目を終えた俳優・織田裕二(57)。1997年のアテネ大会から2022年のオレゴン大会まで『世界陸上』のメインキャスターを務め、今年はスペシャルアンバサダーを務めた織田の“『世界陸上』引退宣言”を惜しむ声はいまだに鳴り止まないが――、
「『世界陸上』のアンバサダーという大役を終えた織田さんですが、俳優業の大仕事がいよいよ本格的に動き始めるようです。2026年公開予定の映画『踊る大捜査線N.E.W』の撮影が10月末頃に行なわれることが、公式発表されました」(制作会社関係者)
織田が湾岸署の刑事(後に警視庁に異動)・青島俊作を演じる『踊る大捜査線』は、1997年1月期の連ドラを経て映画シリーズ化。同シリーズは2012年公開の劇場版『THE FINAL』で完結していたが、24年10月に柳葉敏郎(64)演じる元警察官僚・室井慎次を主人公にした前後編のスピンオフ映画『室井慎次 敗れざる者/生き続ける者』が公開され、『生き続ける者』のラストシーンで、青島(織田)も12年ぶりに登場。同年12月に、織田主演の最新作『N.E.W』の製作が発表された。
そして9月29日、同シリーズの映画公式Xが《一緒に本作を作り上げていただける エキストラを募集します!!》と綴り、大々的なエキストラ募集を告知。応募フォームには、10月25日から11月30日までほぼ毎日、都内と埼玉で幅広い年齢層の人を集めて撮影を行なうことが公表されたのだ。
エキストラは通行人だけでなく、刑事役・警官役・鑑識役・救急隊員役・消防隊員役・警備員役なども募っていて、かなり大がかりだ。
かつて一世を風靡したシリーズの最新作ということもあり、
《世代ドンピシャとしては応募したくなる…。 フォーム内の設問に下記(役の希望欄)があり、鑑識役憧れるなぁ》
《リアタイ世代としては参加したいけど仕事あるしなぁ有給とれるかな》
《募集がオープン&沢山過ぎる…どんだけ警察関係者出てくるんだろう…どんな話?》
などと、出演を希望するファンは多い。
公式Xでのエキストラ募集ポストは、30日日夕方4時時点で表示数59.4万、リポスト数2306がつくなど沸騰状態。
「一般的に、『踊る』のような大規模なコンテンツの場合、エキストラ募集というのは、専門の会社や公募サイトなどで、場合によっては作品の名前を伏せて行なわれるものですよね。それが、今回は映画公式Xが呼びかけている。異例とも思える対応ですが、多くのエキストラを募集するなら、多くの人が見ているであろう映画公式Xで募集するのが最も効率的とも言えるわけで……それだけ、大規模な作品を取りたいという狙いがあるのではないでしょうか」(前同)
活気づいている『踊る大捜査線』の最新作。しかし、ファンの間では織田以外のメインキャストを巡り、不安視する声も少なくない。
【以下、『踊る』シリーズのネタバレを含みます】
『踊る』の最新作のメインキャストを巡り不安視する声――1つは、前述の24年公開のスピンオフ映画『生き続ける者』にて、室井慎次(柳葉)が死亡してしまったことだ。そして、かねてより言われてきた、ヒロイン・恩田すみれ役の深津絵里(52)が再登場するだろうか……という声だ。