■旧ジャニーズ事務所独立後に仕事急増で……

 二宮は2023年10月に旧ジャニーズ事務所を退所。同年11月に個人事務所「オフィスにの」を設立して新たなスタートを切った。

 独立以降、ドラマ『ONE DAY〜聖夜のから騒ぎ〜』(23年10月期/フジテレビ系)、『ブラックペアン シーズン2』(24年7月期/TBS系)、配信ドラマ『インフォーマ-闇を生きる獣たち-』(ABEMA)、NHK連続テレビ小説あんぱん』(25年前期)などドラマに多数出演。11月13日にはNetflixで『イクサガミ』も配信予定だ。

 バラエティ番組を見てみても『ニノさん』に加え、4月9日からは冠番組『ニノなのに』(TBS系)がスタート。特番『二宮ん家』、『川島二宮のタミゴエ』(ともにフジテレビ系)、『クイズ!できる?できない?』(日本テレビ系)に出演。26年新春放送の『クイズミリオネア』(フジテレビ系)ではみのもんたさん(享年80)に代わってMCを務めることも発表されている。

「主演映画『8番出口』も絶賛上映中ですし、CMにも多数出演。100万再生超えも普通のYouTubeチャンネル『よにのちゃんねる』もありますからね。二宮さんをテレビ・メディアで見ない日はないとも言えるほど、彼は多数の仕事をこなしている。多忙を極めているということですよね」(前出の制作会社関係者)

「オフィスニノ」設立から約1か月後の23年12月放送のラジオ番組『BAY STORM』(bayfm)で、二宮は自身のスケジュールについて「びっしりですね」「っていうか、来年がめちゃくちゃ大変です」「二宮が2人いないと足りないんですよ。どうスケジュール組んでも」と話していた。また、24年6月にはXでも《今日辺りから大変な騒ぎにスケジュール がなってくる、、、、》とポストしていた。

 芸能プロ関係はこう話す。

「独立して、旧ジャニーズ事務所時代ならマネジャーが先に断っていたようなオファーも、まずはすべて目を通して、やるかやらないか自分で判断するようになったからこそ仕事が急増しているんでしょうね。映像作品では主演だけではなく、二番手、三番手の役での出演もありますしね。二宮さんは“お金がほしいから”というわけではなく、“求められているならやりたい”“面白そうだからやりたい”という感じで、積極的に仕事をこなしていると見られています。

 ただ、芸能プロダクションにおいては、“あえて出ない”という戦略もあるんです。露出しすぎると“レア感”がなくなって価値が低下してしまうこともありますし、露出が一定数を超えると飽きられてしまうこともありますからね。アーティストや俳優の中にはバラエティや情報番組などにはいっさい出ない人もいますよね。

 一方で二宮さんは大人気ですし視聴率も持っている。バラエティでも、番組を面白くしてくれるから各方面から引っ張りだこ。しかし、このところあまりに露出が多すぎて“別にこの番組を見なくてもいいかな”というマインドになっている視聴者も増えつつあるという指摘もされているんです。結果、『ニノさん』は『それスノ』に後塵を拝することになったのではないでしょうか」

 多くの人に支持され、視聴率も持っている二宮だが、あまりにも人気で、殺到するオファーを受けすぎてしまうのも、芸能界ではデメリットになるようだ。