■第4夜に河合優実・蘭子と妻夫木聡・八木の“その後”が描かれるか

 さらに、蘭子(河合)のモデルが脚本家、エッセイスト、小説家として活躍するも、1981年に海外取材先での飛行機事故で亡くなった向田邦子さんだと見られていることから、

《結局、蘭子は無事取材先から戻って、八木(妻夫木)のプロポーズを受けたのよね...?》
《蘭子が無事に帰ってきて八木さんと再会出来ますように》

 といった、“無事に幸せになった姿を見たい”という声は多い。

「『あんぱん』の特別編第1回は1948年が舞台。蘭子が八木と出会ったのは1960年頃のため、今回は八木絡みの話はありませんでした。その一方で、蘭子が健太郎(高橋)の用意した、メイコ(原)に向けたプロポーズ用の台本を読み上げる場面で、豪(細田)の死を思い出す場面が話題となりました」(前出のテレビ誌編集者)

 健太郎が用意した台本には「君を幸せにするために強くなる。絶対」「絶対に君ば泣かせない。絶対に浮気はしない」と、“絶対”という言葉が多用されていた。

 しかし、蘭子は豪が「絶対帰ってくる」と言っていたのに帰ってこなかったことから“絶対”という言葉を嫌っている。「特別編」でも、上記の台本を読み上げる途中で豪のことを思い出してしまい、「(このセリフじゃ)受け入れられないです。“絶対”って言葉は、使わんほうがいい……」と、遠い目で話す場面があった。

 視聴者からは、《まさか豪ちゃんをフラッシュバックさせるとは。蘭子には辛い思い出だよね。だから更にけんちゃん、メイコには幸せになって欲しいとけんちゃんにダメ出ししながらプロポーズ成功へと導く(笑)》といった、蘭子に言及する声が多く寄せられることになった。

 また、健太郎が主役のスピンオフのはずが、蘭子が目立つ構成だったことから、

《投げっぱなし(?)の伏線回収も楽しみだけど、八木さんと蘭子のその後は語られないのかな》
《あんぱん特別編の健ちゃんのプロポーズのん、どうみても蘭子が主役やんか》
《コメディの(も)河合優実良い。これどちらかというと主役が蘭子ではw》
《もしかしてこの4夜、影の主役は蘭子で、ラストに八木と仲良さそうに出てくるまでのストーリーでは?》

 といった考察も……。

「10月2日放送の第4夜は、本編終盤、のぶ(今田)が医師から病の宣告を受けた1988年以降の話。つまり、八木が蘭子にプロポーズをした後の話なんです。そのため、この“2度目の最終回”で今度こそ2人の結婚についても描かれるのではないか、となっていると。視聴者が想像する余地があった本編も良い終わり方だったのでしょうが、やはり2人のゴールインを見たい人は多いということですね」(前同)

 果たして、蘭子と八木の恋の結末は描かれるのだろうか――。