■赤楚衛二は朝ドラ主役の資格十分

「赤楚は元からの人気に加え、朝ドラでさらに人気が拡大しています。複雑な感情を見事に表現する演技力もスゴいのですが、それと同時に清潔感もあるので、最近、増えている男性主役の座を射止めてもおかしくないでしょう」(ドラマライター/ヤマカワ)

 4月3日から放送予定の次期朝ドラは、神木隆之介(29)主演の『らんまん』。2000年代に入ってから、玉山鉄二(42)主演の『マッサン』、窪田正孝(34)主演の『エール』と男性主役が増えている。実はこれには、社会状況の変化があるようだ。

「朝ドラが、ヒロインが社会で自立していくさまを描く物語が多かったのは、そもそも女性視聴者が多かったのと、その女性が活躍しにくい状況があったからです。そのために共感してもらいやすいテーマだったんです。今は女性の社会進出も進んでいて、従来のパターンが以前ほど力を持っていないため、男性主役の作品が増えてきていると考えられますね。社会状況の変化に、制作するNHKも対応しているということです」(同上)

 朝ドラ出演のあと、月9ドラマ『風間公親-教場0-』(フジテレビ系)、金曜ドラマ『ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と』(TBS系)と、4月期放送の話題作に出演が決まっている赤楚。若手俳優の中では頭ひとつ抜けた感のあるが、もし、朝ドラの主役となれば、いよいよ国民的人気を獲得しそうだ。