吉沢亮主演映画『国宝』や『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』の大ヒットで映画館に足を運ぶ人が増えている。劇場では大勢の人が鑑賞するため、SNSなどでは周囲の人のマナーが気になったという声も多い。

 8月には「T・ジョイPRINCE品川」で『ジュラシック・ワールド 復活の大地』の上映中に最前列に座った男性がスマートフォンの画面を点灯し続けたという迷惑行為があり、スタッフが繰り返し注意したが、これを無視するというトラブルがあった。「T・ジョイPRINCE品川」は同月、公式サイトで「一部のお客様の鑑賞マナーにより、最適な鑑賞環境をご提供できない状況にございました」「映画鑑賞を楽しみにご来場いただいたにも関わらず、ご不快な思いをさせてしまい誠に申し訳ございません」など謝罪コメントを発表。SNSでは《完全に故意》《追い出すべき》《映画館は悪くない》《永久出禁》など、さまざまな意見があがった。

 楽しいはずの映画だが、大勢が鑑賞する映画館では、マナーを守らない人のせいでがっかりしてしまうことも。そこで今回は20~40代の男女100人に「映画館で隣にいたら最悪なマナー違反」について聞いてみた。(自社リサーチ)

 第10位は、「上映中に入ってくる・中座するなど」。

 館内が暗くなってから遅れて入ってきたり、途中で席を立ったりは、席が密接している映画館では隣だけでなく、多くの人に迷惑をかけてしまう。大ヒット中の『国宝』は上映時間が3時間と長いためトイレ問題も話題になったが、映画鑑賞前には上映前にトイレに行くのはもちろん、上映時間に遅れないように席に着くのもマナーだ。

「気が散ってしまうのでやめてほしい」(42歳/女性)

「そういう人がいるとイライラするが我慢する」(43歳/男性/会社員)

 第9位は、「肘かけ占領」。

 劇場のシートには、それぞれドリンクホルダーのついたひじ掛けがあり、どちらか片側を使うのが暗黙のルールになっている。しかし、両側の肘掛を堂々と使われてしまうと、声をかけるか、気の小さい人だと自分が我慢することにも……。

「リラックスできないからやめてほしい」(39歳/女性/会社員)

「我慢するがモヤモヤする」(37歳/男性/会社員)

 第7位には、「貧乏ゆすり」「いびき」が同率ランクイン。

 無意識なのだろうが、上映中に隣の席の人が「貧乏ゆすり」をしているというのもかなり気になってしまいそう。

「できることなら席を移る」(48歳/女性/会社員)

「目に入らないようにして我慢する」(47歳/女性/会社員)

 館内は暗く、ついついウトウトしてしまうこともある。静かに寝ている分には構わないが、いびきをかかれると気になって集中できないかもしれない。

「その場から立ち去る。見る気にならないので帰る」(48歳/男性)

「相手が寝ているので恐らく我慢するしかない」(49歳/男性/会社員)

「もしかしたら映画を楽しみにしていたけれど連日仕事が忙しくてろくに寝れていなかったかわいそうな人なのかもしれないとか想像する。わざわざ起こして注意するのは気が引ける」(49歳/女性/パート・アルバイト)