夏帆(34)と竹内涼真(32)がダブル主演する火曜ドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』(TBS系/毎週よる10時)が、10月7日にスタートする。TBSドラマ初主演となる、実力派俳優の夏帆が成功の鍵をにぎりそうだ。
同ドラマは、谷口菜津子氏による発行部数のべ40万部の同名大ヒット漫画(ぶんか社)が原作。恋人のために手の込んだ料理を作り、恋人ファーストな彼女を演じていた山岸鮎美(夏帆)と、「料理は女が作って当たり前!」と思っている亭主関白思考な海老原勝男(竹内)の別れから始まる、後悔と挑戦のロマンスコメディ。
同枠前期の清原果耶(23)主演『初恋DOGs』は、配信サービス・TVerでお気に入り登録数が、クライマックスを迎える前に減ってしまい撃沈。火曜ドラマは胸キュンを誘うラブコメでおなじみだったが、最近はストレートな恋愛ものはウケが悪く、男女間や社会の見えにくい問題をあぶりだして解決に導くスタイルが人気になっている。
多部未華子(36)が育児と家事に奮闘する専業主婦を演じた、25年4月期『対岸の家事〜これが、私の生きる道!〜』、松本若菜(41)が家事は一切しないバリバリ働く独身女性を演じた、24年7月期『西園寺さんは家事をしない』ともに、夫婦、家族のアップデートしたスタイルを提示してヒットした。
本作は、「料理を作る」というきっかけを通じて、“当たり前”と思っていたものを見つめ直し成長していく、2人の再生ロマンスコメディをうたっている。男女が新しい扉を開いていく成長物語は、最近の火曜ドラマの鉄板路線で、ヒットが期待できる。