■日本テレビの大晦日、そしてTBSの大人気企画への期待感

 そんな中、9月24日配信の『現代ビジネス』では、『ダウンダウンチャンネル(仮)』(正式名称は後に『ダウンダウンプラス』に)と日テレが組んでの『笑ってはいけない』復活計画が報じられた。先に『ダウンダウンチャンネル(仮)』で2時間程度の『笑ってはいけない』ベスト版を配信して、年末に8時間以上の長尺バージョンとして地上波放送をする計画が動いている――といった内容だ。

 同月29日に開かれた日本テレビの定例会見では上記の報道に触れて、岡部智洋取締役が「現段階でお伝えできることはない」と述べた。

 そして、現在放送中のダウンタウンの冠番組は『ガキ使』に加えて、TBSの『水曜日のダウンタウン』もあるが――、

「松本さんが復帰するかはさておき、『水ダウ』でも年内、おそらく12月に期待大のコンテンツが放送されると見られています。それは、多数の視聴者が注目しているダイアン・津田篤弘さん(49)が“主人公”の人気企画『名探偵津田』ですね」(前出の民放キー局関係者)

「名探偵津田」は、津田と主にピン芸人のみなみかわ(43/第2弾以降)がロケや番組収録の最中に事件に巻き込まれ、名探偵・津田として謎解きをさせられ、犯人を見つけるまでその世界から抜け出せないという企画。

 2023年1月25日に第1弾「ペンション連続殺人事件」が、同年11月8日と15日に第2弾の「呪いの手毬唄と招かれざる男」が、24年12月18日の『水曜日のダウンタウン2時間スペシャル』で第3弾「怪盗vs名探偵〜狙われた白鳥の歌〜」が放送された。

 第3弾では、半袖のまま冬の新潟県に連れて行かれるのを嫌がる津田が「ユニクロ寄ってください」「長袖をください」とゴネる姿や、津田の実母・きみ子さんの登場が大バズリした結果、親子でユニクロの『母の日キャンペーン2025』の広告に起用されるなど、番組の枠を超えた影響力のある大ヒット企画である。

「第3弾は、24年内最後の『水ダウ』での放送でした。1年を締めくくるに相応しい企画として認められているとも言えそうですが、今年も同時期での放送が期待されますよね。大人気ですが、同時になかなか放送されない『名探偵津田』。やはり企画の性質上、1年に何回も放送できないですからね」(前同)

「名探偵津田」は、しっかりとした謎解きのシナリオや、それを演じることができる関係者役の俳優陣、物語の舞台となる村やホテルの確保など、壮大なロケの準備に手間がかかる企画。何よりも、主役の津田がすっかり油断しきったタイミングで事件に巻き込まれるからこその面白さがあるため、津田が慣れるほどの頻度で行なうことはできないだろう。

「『ダウンダウンプラス』が11月1日から開始ということで、さまざまな意見が飛び交い、そしてファンは大いに盛り上がっていますが、テレビでも年末までの約3か月で大注目のダウンタウンのコンテンツがありそうだということですね。

 そして『水ダウ』はともかく、『絶対に笑ってはいけない』がもし本当に復活するのなら、さすがに松本さんも出演しないと番組は締まらないでしょうね。やはり、『ダウンダウンプラス』始動とともに、松本さん、そしてダウンタウンを巡る動きは活発化していきそうです」(同)

 ますは11月1日、松本は『ダウンタウンプラス』で何を話すのか――大いに注目が集まる。