俳優の沢口靖子(60)が主演を務めるフジテレビ系月9ドラマ『絶対零度~情報犯罪緊急捜査~』の第1話が10月6日、放送された。同作は沢口の35年ぶりとなるフジテレビでの連ドラ主演作だが、彼女の代表作である『科捜研の女』シリーズ(テレビ朝日系)を連想させるシーンもあり、注目を集めた。
『絶対零度』シリーズは、2010年4月期からフジテレビで断続的に放送されている刑事ドラマ。シーズンごとにメインとなる部署や登場人物が大きく入れ替わるのが特徴で、今回のシーズン5は沢口が主演。新主人公・二宮奈美(沢口)が、「情報犯罪特命対策室」の仲間たちと、高度な情報技術を悪用した“情報犯罪”に立ち向かう。
一方、テレビ朝日系で放送されている『科捜研の女』は、沢口演じる榊マリコら京都府警科学捜査研究所の活躍を描くミステリードラマ。1999年10月21日にスタートしてから、現行連ドラ最多シリーズ記録を更新し続けている人気作として、24年7月期には25周年の節目となる『season24』が放送された。一部では視聴率低下や制作費の高さなどを理由に、今後は連ドラではなく2時間スペシャルドラマとしてコンテンツは続いていくとも言われている。
【以下『絶対零度』ネタバレを含みます】
「『科捜研』は25年以上続いてきた大人気ドラマ。それだけに、『絶対零度』の予告が発表された際も、“沢口さんと警察ドラマ”という組み合わせから、『科捜研』の主人公・榊マリコを連想する人は多かったですよね。
『絶対零度』の主人公・二宮奈美(沢口)は、マリコと比べると、走ったり、アクションをしたりするシーンが多く、ビジュアルや性格もクールな感じ。当然ながら沢口さんはしっかりと演じ分けているのですが、第1話では黒島結菜さん(28)演じる情報犯罪特命対策室の調査官・清水紗枝と協力して捜査する場面で、『科捜研の女』を連想させる場面があったんです」(女性誌編集者)
『絶対零度』の第1話では、「トクリュウ(匿名・流動型犯罪グループ)」による強盗事件が描かれた。奈美は、清水(黒島)とパソコンで監視カメラの映像を分析して手がかりを見つけようとして、「清ちゃん、足元を拡大できる?」「荒いな。これ、靴の種類割り出せる?」と指示を出した。
その言い回しや演技の感じが、『科捜研』でマリコが映像データ担当研究員・涌田亜美(山本ひかる/34)に指示を出す場面とよく似ていたことから、
《亜美ちゃん!(科捜研の女)清水ちゃん!(絶対零度)データ解析班の女の子に沢口靖子さんが指示してると科捜研の女感やばい》
《黒島結菜の役割が完全に科捜研の亜美ちゃん 拡大鮮明化して!は流石に科捜研すぎる》
《モニターに向かう沢口靖子さんが情報担当の人に声をかけると、どうしても榊マリコがチラつく》
《科捜研の女も大好きでよく観てるので モニターに向かう沢口靖子さんが情報担当の人に声をかけると、どうしても榊マリコがチラつく沢口靖子はマリコさん以外の何者でもないのよ》
《沢口靖子が映像見て「ここ、拡大できる?」はあまりにも科捜研すぎる》
と、『科捜研』を連想させると視聴者が盛り上がったのだ。