俳優・浅野温子(64)と武田鉄矢(76)がダブル主演を務め、フジテレビの月9ドラマでも伝説的作品とも言われる『101回目のプロポーズ』(1991年7月期)の続編『102回目のプロポーズ』の撮影がスタートした。

『101回目のプロポーズ』は、冴えない中年サラリーマン・星野達郎(武田)と、交通事故で亡くした婚約者を忘れられずにいるヒロイン・矢吹薫(浅野)の恋愛模様を描いた物語。

 続編『102回目のプロポーズ』は、24年3月に放送作家・脚本家を引退した鈴木おさむ氏(53)が、引退前に制作を熱望し、本人自ら企画として立ったことで実現。

 達郎は武田が続投し、達郎と薫の娘・星野光を唐田えりか(28)が演じる。さらに彼女に一目惚れする青年・空野太陽を霜降り明星せいや(33)が、光の恋人・大月音を伊藤健太郎(28)が演じることも発表されているほか、フジテレビの配信サービス「FOD」で全12話が独占配信され、地上波での放送も予定されている。

「FODで先行配信され、その後、地上波での放送も予定しているといいますが、主演に唐田さん、恋人役に伊藤さんが起用されたことに驚き、同時に疑問を呈する人も少なくなかったですね。2人とも過去にスキャンダル、不祥事が大きく報じられましたからね……」(女性誌編集者)

 唐田を巡っては、20年1月に俳優・東出昌大(37)との不倫が発覚。東出の妻(後に離婚)が幅広い世代から人気のある国民的女優・(39)だったこともあり、不倫相手の唐田は“女性の敵”認定を受け、批判が殺到してしまった。

 事実上の活動休止状態だった唐田だが、22年10月に主演映画『の方へ、流れる』で女優業に復帰。その後、ゆりやんレトリィバァ(34)主演、『102回目のプロポーズ』の企画を担当する鈴木氏が企画・脚本・プロデュースを手掛けたNetflixドラマ『極悪女王』でクラッシュギャルズの長与千種(60)役を好演。

 女優としてあらためて評価を高め、24年10月期の月9ドラマ『嘘解きレトリック』(24年10月期)の第7話に“寸借詐欺を働く女性(役名無し)”に出演し、地上波ドラマへの復帰も叶えている。

 一方の伊藤は映画で主演を張るほどの大人気俳優だったものの、20年10月末にひき逃げ事故(後に不起訴処分)を起こしてしまう。その後、21年6月に活動再開を発表し、『街並み照らすヤツら』(日本テレビ系/24年4月期)を皮切りに地上波ドラマへの出演も増えている。