■国分からの“プレッシャー”と“愛情”の狭間で…
草間と国分は、今年4月から6月にかけての『DASH』では、主にDASH島での“造船計画”という企画で共演。4月27日放送回では2人の関係性をうかがわせる場面がある。
国分が船を作るために材木にカンナがけをしている傍らで、地元の料理人からノウハウを学んでいるのは、“料理担当”を目指す草間。真面目に料理人の話を聞く草間を離れたところから眺めていた国分は、「あいつ何もしてないよ…」「あいつ、サボってるでしょ」「リチャード、手後ろに回しているよ」「信じられないよ」などとつぶやいているのだ。
この時の模様は、番組公式Xでも《船長・太一が作業する横で リチャードがサボり…?》と、あくまでも“イジり”として取り上げられているが、受け止め方はさまざまだろう。他局でバラエティ番組を制作する制作関係者が回想する。
「OAを見ると分かるのですが、このとき草間さんはサボっているわけではなく、真剣に料理を教わっているところでした。ただ肉体的にきついカンナがけをしている国分さんは自分との対比をボヤくことで、番組を盛り上げようとしたのでしょう。番組制作チームや国分さんに悪意はなかったと思いますが、こうした小さな言動が重なり、プレッシャーになっていた可能性はゼロではないかもな、とは思います」
それは視聴者も敏感に感じ取っていたようで、国分のコンプライアンス違反が発覚した際、SNS上では、
《リチャへの態度が苦手だったし 嫌な上司みたいな話し方するときあったからなんか納得》
《初めての船造りでリチャがちょっとミスした事をネチネチ説教してるのが不快だったから国分は好きじゃない》
といった意見も少なからず寄せられていた。
実際に『DASH』収録中の2人は、どんな様子だったのか。日本テレビ系の番組も手掛ける制作会社ディレクターが口を開く。
「国分さんは、草間さんに対して、スタッフ間では“時代錯誤”と感じられるような発言でイジったこともあったようです。草間さん本人はあまり気にしていないように見えたそうですが、内心、現場スタッフはヒヤヒヤだったと聞きます」
一方で、草間は国分に対する感謝を述べていたこともある。
アイドル雑誌『Myojo』(集英社)2024年12月号のインタビューで草間は、国分に悩みを相談した時のエピソードを告白していた。
「国分さんとの食事の席で、草間さんがライブで自分のペンライントや歓声が少ないと感じ、グループに貢献できているかどうか不安だと吐露したんだそうです。すると、国分さんは“ライブは来たくても来られない人もたくさんいる”、“『DASH』を見て知ってAぇ!groupのファンクラブに入った友だちもいる”など、ファンは目の前にいる人たちだけでないということに思いを馳せる姿勢を説いたといいます。以来、草間は《俯(うつむ)かずに歩けるようになった》と話していました」(女性誌編集者)
「草間さんにとって国分さんは、メジャーデビュー前から共演している大先輩で、感謝する場面も多かったはずです。だからこそ、国分さんからの愛ある叱咤激励を“圧”として強く感じるところがあったのかもしれませんね」(前出の制作会社ディレクター)
国分が去り、草間も一時離脱してしまった『DASH』。岐路に立たされた人気番組の行方は──。