漫画家の江口寿史氏(69)が各企業とコラボしたイラストについて、続々と“無断トレース”疑惑が浮上。関係する各企業が声明を出したり、ネット上では江口氏の過去のイラストを検証する動きに発展している。
事の発端はルミネ荻窪「中央線文化祭2025」(10月18日・19日開催)のメインビジュアル。10月3日、江口氏が自身のXで《中央線文化祭のイラストは、インスタに流れてきた完璧に綺麗な横顔を元に描いたものですが、ご本人から連絡があり、アカウントを見てみたらSNSを中心に文筆/モデルなどで発信されている金井球さんという方でした。その後のやり取りで承諾を得たので再度公開します》と報告。
続けて《金井さんの今後の活動にも注目してくださいね。JR荻窪駅のルミネ、地下と1階出入り口にどでかい看板が現在貼り出し中なので近隣の方はしばらくの間よろしく!》と呼びかけた。
モデルになったという金井球もXで《(わたしの横顔が、知らないうちに大きく荻窪に……!?)と、お問合せをしたところ、直接ご連絡をいただき、このようなかたちとなりました》と説明し、《江口先生、このたびは(ほくろを描き足していただくなど)誠実にご対応いただきまして、本当にありがとうございます!》と綴った。
当事者間での問題は解決したと思われるが、一連の経緯がXを中心に議論を呼び、ルミネ荻窪は《2025年10月18日(土)、19日(日)に開催を予定しております「中央線文化祭」の告知ビジュアルに関して、制作過程に問題があったと判断し、必要な確認が完了するまでの間、該当ビジュアルを一時的に撤去させていただきます》と江口氏のイラストの使用を中止すると発表した。
江口氏は多くの企業とコラボしており、過去にイラストを手掛けたZoffは《現在、事実関係を精査しております》、デニーズジャパンは《(江口氏のイラストの)使用を控える対応を取らせていただくことといたしました》声明を発表。10月7日にはセゾンカードも《当社で使用している江口寿史氏のイラストにつきまして、現在、事実関係の確認および精査を進めております。今後の対応が明らかになるまで、江口寿史氏のイラストの各種コミュニケーションツールでの使用を見合わせることといたしました》と説明している。
「『中央線文化祭2025』のメインビジュアルは、金井さんがインスタグラムにアップしていた写真を無許可でトレースしていた“トレパク”だと金井さんから指摘があって、その後の話し合いで本人同士では話がついたんでしょう。しかし、別の男性モデルも《これ俺も多分やられてるんだよなあ 7年前?とかだけど》と自身の写真がトレパクされたとXで訴え、それが大きく拡散されるなど、過去の商用作品にも疑惑が浮上している感じです。
ネット上では“特定班”と呼ばれるユーザーが江口氏の過去のイラストを検証する動きが活発化していて、作品の元ネタとなったファッション誌の写真やネット上の画像が続々と特定され、江口氏には批判が殺到しています。
江口氏自身、過去のインタビューでトレパクについて《ネット上の画像はみんなフリーだと思ってる節がある》と指摘していましたが、その江口氏にトレパク疑惑が浮上してしまったと。過去のポストも削除しているようで、江口氏の最新のXのポストには《どんどんポストを消して行っていますが そういう問題じゃないことぐらい 流石にわかるでしょ?大人なんだから》といった厳しい声が寄せられています」(女性誌編集者)