菅田将暉(32)主演、三谷幸喜氏(64)脚本によるフジテレビ水10ドラマ『もしもこの世が舞台なら、 楽屋はどこにあるのだろう(『もしがく』)』の第2話が、10月8日放送された。同作はヒットメーカー・三谷氏にとって25年ぶりとなる、民放GP帯連ドラ脚本作品として注目を集めていたが、絶好のスタートを切った、というわけではないようだ――。

【以下『もしがく』ネタバレを含みます】

『もしがく』は、1984年(昭和59年)の東京・渋谷「八分坂」(架空の街)を舞台にした青春群像劇。主人公は横暴すぎて劇団から追放された、蜷川幸雄に憧れる演出家の卵・久部三成(菅田)。彼がストリップ劇場「WS劇場」でダンサーをしている倖田リカ(二階堂ふみ/31)と出会い、そこで働くことになるが、劇場は採算が取れておらず、さらに風営法の改正によって閉鎖寸前の状態。久部は起死回生の一手として、「WS劇場」のみんなで芝居をやろうと言い出し――という展開。

 菅田と二階堂以外にも神木隆之介(32)が若き日の三谷氏がモデルの放送作家・蓬莱省吾を、浜辺美波(25)が渋谷にひっそりとたたずむ八分神社の巫女・江頭樹里を演じるなど、20人以上の豪華キャストを起用しての群像劇ドラマとなっている。

 キャストの豪華さだけでなく、今作の舞台となる1980年代の渋谷を再現するためだけに、フジテレビは千葉県茂原市の広大な敷地に巨大なオープンセットを建設するなど、今期トップクラスのスケール感で撮られているドラマでもある。

「メインキャストでは、二階堂さん演じるリカと浜辺さん演じる樹里がダブルヒロインとも言える活躍を見せています。リカは悪女ながらも妖艶な魅力があるキャラクターとして初回で活躍。第2話では、樹里のセリフが多く目立っていました。神社の巫女ということもあり、『WS劇場』周辺の、いわゆる“夜の街”の人々を嫌っていて……久部(菅田)に対しての冷たい態度が、話題となりました」(女性誌編集者)

 樹里は、神社を訪れた久部に『WS劇場』には「嫌悪感しかない」とキッパリ。「女性蔑視です。ダンサーの人たちもどうかと思うけど」と言い、現場を知る久部が「好きでやってるんじゃないかな。そんな感じでしたよ?」と言うも、

「だとしたらとても残念です。結局あの人たちは容姿とか年齢で判断されるわけで、そういったことは女性の地位を下げていることに気が付くべきだわ」

 と、考えを曲げることはなかった。久部がムッとした表情で「ストリップがなぜビジネスとして成り立つか教えてあげますよ。見に来る人がいるからです」と反論すると、「その人たちも含めて、私は軽蔑します」と、冷ややかに言い放つ。

 ところが、久部が神社を訪れたのは樹里の父で神主の論平(坂東彌十郎/69)がまさに「見に来る人」で、WS劇場に忘れ物をしたからだった。それを知った樹里は、父が常連客だと理解して呆れかえる――という場面があった。

 そんな樹里を演じる浜辺の冷めた表情、巫女服に視聴者は沸騰。

《今の浜辺美波の「目」いいな。光が引いてく感じw》
《樹里のウザって感じの顔すき》
《浜辺美波の巫女、似合いすぎだろ…》
《驚き、呆れ、軽蔑 素晴らしい表情表現‼︎》

 といった称賛する声が、多く寄せられている。

 また、浜辺は『もしがく』キャストである神木と、2023年にNHK連続テレビ小説らんまん』(前期)では夫婦、映画『ゴジラ-1.0』(同年11月公開)でも夫婦同然の役を演じていたことから、

《そういや、この世界の神木隆之介と浜辺美波は出会うことありますか?らんまん夫婦であり、ゴジラ夫婦》
《浜辺美波さんと、神木隆之介さんがやり取りする事あるのかな…》
《らんまん夫婦同じシーンがあるといいな》

 などと、同じ場面での共演に期待する声もあるが、

「浜辺さんの巫女姿は美しくて、彼女の冷たい瞳の演技も大評判なのですが……だた、現時点では“シナリオがつまらない”という視聴者からの声も少なくなく、視聴率や、見逃し配信・TVerでのお気に入り登録者数も芳しくないようですね」(前同)