波紋が広がり続けている漫画家・イラストレーターの江口寿史氏(69)による“トレパク疑惑”問題。
イラストや写真などをトレース(なぞる)して盗用することを意味する“トレパク”だが、江口氏の過去のイラストにおいて、“元”となる絵や写真が多数存在することが指摘され、目下炎上状態にある。そんな中、ジーンズメーカー・EDWIN(エドウイン)とのコラボイラストで、ライバル社であるリーバイスのジーンズを履いたモデルの写真をトレパクした疑惑も浮上していて──。
この騒動の発端は江口氏が9月26日に、自身が描いたルミネ荻窪で開催されるイベント「中央線文化祭」のポスターをXに投稿すると、モデルの金井球さん(24)がインスタグラムにアップしていた“自身の横顔の写真”と似ていたことに気づいたことから始まる。
10月3日になり、江口氏がXでこの件について、金井さんから連絡がきたこと、金井さん写真を元にして描いたこと、および和解したことなどを報告した。しかし、ルミネ荻窪は《制作過程に問題があったことを重く受け止め》、6日には《該当ビジュアルを今後一切使用しない》と発表した。
その後ネット上では、江口氏が過去に発表したイラストについても“トレパク疑惑”の検証が始まり、イラストと酷似する雑誌のカットなどが多数発掘された。そうしたなか、2018年に江口氏のイラストを使用したZoffが事実関係を精査してしていることを発表、やはり江口氏のイラストを使用しているセゾンカードとデニーズはイラストの使用を控えると発表するなど波紋を広げている。
さらにエドウインが江口氏とコラボして発売した「ジーパン女子」という企画のイラストが、リーバイスを着用したスナップ写真をトレースしたのではないか――という指摘が上がると、ひときわ大きな注目を集めた。
あるXユーザーが、《江口寿史、EDWINの広告にLevi'sのなぞり絵を納品するのさすがに荒技すぎるやろ》というコメントとともに、EDWINとのコラボにより江口氏が描いたイラストと、『non-no』(集英社)にデニム好きとして掲載された俳優・モデルの杏(39)の写真を並べて投稿。
そっくりであるだけでなく、杏が着用しているのがリーバイスのデニムだと指摘すると、1300万以上の閲覧数を集め、《エドウインの案件にリーバイスのジーンズのトレスは流石にあかん》などと、呆れたとの声が続出している。