タレントのデヴィ夫人ことデヴィ・スカルノ氏(85)が北朝鮮の朝鮮労働党創建80年の関連行事に参加するために訪朝したことが明らかになった。デヴィ夫人は「国際金日成賞理事会」の理事として9日に空路で平壌に到着。
故・金日成主席は生前、インドネシアのスカルノ大統領(当時)と親交があり、デヴィ夫人も元大統領の妻として北朝鮮との交流が続いており、過去にも訪朝したことがある。
北朝鮮を訪問しているデヴィ夫人に対しては、
《それで拉致被害者を連れて帰って来る事まで出来たら英雄なんだけれど…》
《そんな交流あるなら拉致問題少しでも解決してあげるようにしてあげて欲しい》
《拉致被害者問題の仲介役に抜擢すれば良いのでは?》
と拉致問題解決に期待を寄せる声がある一方、
《著名人が目立つ事を目的にしだしたら大抵は碌な事にならない》
《日テレのテレビ番組で暴れ回っている御方が、国賓?で出席なさるとは⋯》
《お元気なのは喜ばしい限りだが、何故出席するのか謎だ 意外な繋がりがあるものだ》
などの懐疑的な意見も少なくない。
「かつてのアントニオ猪木さん(享年79)のような特別なルートを持つデヴィ夫人の尽力で少しでも拉致問題が進めばいいのでしょうが、北朝鮮から利用されるだけといった見方もあり、SNSでは賛否を呼んでいます。
当然、デヴィ夫人にも行く目的があるわけで、行くこと自体がダメというわけではないのでしょうが……ただ、賛否、議論を呼んでいるのは事実。
そして、今年の政治的な動き、さらに暴行騒動に加え、今回の訪朝もあってデヴィ夫人はより『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)に出演するのが難しくなったと言えそうですね」(ワイドショー関係者)
デヴィ夫人は大人気バラエティ番組『イッテQ!』に準レギュラーとして出演。お笑いタレント・出川哲朗(61)との「デヴィ・出川の諸国漫遊記」「出川女子会・デヴィ女子会」などの企画が人気を博してきた。
そんなデヴィ夫人は2月12日、日本初の犬猫保護政策に特化した新党「12(ワンニャン)平和党」を結成して、夏の参院選で自ら比例代表に立候補する準備を進めていることを発表。24年10月から本格的に準備していたという。
デヴィ夫人は、スカルノ大統領と結婚したことで1962年以降はインドネシア国籍となっている。立候補は日本国籍でなければ不可能なため、24年10月から日本国籍取得の申請を行なっていること、日本国籍に戻った時点で立候補しようと思っているとも明かしていた。
しかし、立候補表明から2日後の2月14日、インスタグラムに《現在立候補は検討段階で、帰化できた場合に検討し、出馬するかどうかはそれから考えます》と綴り、その意気込みはトーンダウン。そして――「12平和党」は4月25日に解散を発表した。
そんななか4月16日には、デヴィ夫人が女性にグラスなどを投げつけた暴行の疑いで警視庁に書類送検されたことが明らかになった。今年2月、東京・渋谷区内の飲食店で自身の事務所の女性従業員に対してグラスなどを投げつけた疑い。
デヴィ夫人は暴行について否認。当日は6人ほどで食事をしており、政治活動や芸能活動の方針を巡って女性従業員と口論になり、デヴィ夫人がテーブルにあったグラスなどを投げつけたとされる。