「レギュラー番組が20本に迫るなど、テレビ各局から引っ張りだこのお笑いコンビ・かまいたち山内健司さん(44)と濱家隆一さん(41)。さらにここにきて、山内さんの株が上昇しています」(制作会社関係者)

 千鳥との冠番組『千鳥かまいたちゴールデンアワー』(日本テレビ系、水曜日夜8時~)をはじめ、『千鳥の鬼レンチャン』(フジテレビ系、日曜日夜7時~)、『火曜は全力!華大さんと千鳥くん』(関西テレビ・フジテレビ系、火曜日夜10時~)、『街グルメをマジ探索!かまいまち』(フジテレビ系、木曜日夜8時~)、『かまいガチ』(テレビ朝日系、水曜日夜23時15分~)、『一茂×かまいたち ゲンバ』(日本テレビ系、日曜日10時25分~)など、テレビで見ない日はないほどの活躍を続けている大人気コンビ・かまいたち。

 そのかまいたちの山内の株が急上昇しているという理由とは――。

「10月11日に放送されたコント日本一を決める賞レース『キングオブコント2025』(TBS系)でのことです。同大会は出場者も、審査員のコメントやアドバイスもとてもレベルが高かったですが、山内さんの“審査の視点”が視聴者からも支持されているんです」(前同)

『キングオブコント2025』ではロングコートダディが優勝をつかみ取り、かまいたち・山内、東京03・飯塚悟志(52)、バイきんぐ小峠英二(49)、ロバート秋山竜次(47)、シソンヌじろう(47)が審査員を務めた。

 前出の制作会社関係者が続ける。

「3組目に登場したコンビ・ファイヤーサンダーのネタは、不祥事を起こしたタレントがクイズバラエティでテレビ番組に復帰する――というネタだったのですが、その不祥事の内容というのが“殺人”だったんです。

 解答者として出演しているタレントと“番組に出して本当にいいの?”と戸惑いながら司会進行をするMCの“ズレ”が笑いどころでしたが……内容が内容だけに賛否も寄せられました」(同)

 会場にも大きな笑いが起きるなか、ファイヤーサンダーのネタに飯塚は94点の高得点をつけ、「あんなブラックなネタであそこまで笑いは起こせないですよ。だから丁寧に緻密に作っているからこそ、あそこまで笑いが起きるっていう」「すごくいいネタだと思います」と賛辞を送った。

 一方で山内の点数はシソンヌ・じろうともに90点と高くはなく、山内は、

「好みもあると思うんですけど、ブラックなネタを扱うときって“誰か笑っていない人がいるんじゃないのかな”っていう不安を、見ている人が抱く危険性もあって。“自分は面白いけど誰か大丈夫かな?”っていうのがちょっとよぎっちゃう。そこまで(同ネタは)踏み込んでいるのかな」

 と評したのだ。