食欲の秋到来!
秋の食材のポテンシャルを引き出すのに欠かせないのが、わさび。あのツーンと鼻を刺す辛みを楽しむには、わさびの茎をサメ肌のおろし器ですりおろすのが一番と知ってはいるが、スーパーで売っているチューブタイプのわさびに頼っているという方がほとんどではないだろうか。
そこで気になるのは、「本わさび」と「生わさび」の違い。店の棚に並ぶチューブ型商品にはこの2種類があるが、どのような違いがあるのだろうか。
そこで当サイト編集部員は、エスビー食品の広報担当に突撃取材。2つの『わさびチューブ』の違いについて尋ねてみた。
わさびは、日本原産の植物。飛鳥時代にすでに薬草として珍重されていたというが、「本わさび」は日本原産のものを指すという。
「本わさびの味わいの特徴は、独特の香りと爽やかな辛味。生育には1年を通して冷涼な場所を好み、強い日差しを嫌い適度な日照を必要とするなど、自然条件にとても敏感で、収穫にも時間を要する植物です」(『エスビー食品』広報担当)
そしてチューブ化された『本わさび』という表記にもルールがあると続ける。
「日本加工わさび協会で定められた統一基準では、『本わさび入り』は、原料わさびのうち本わさびの使用が50%未満、『本わさび使用』は、本わさびの使用が50%以上と定められています。ちなみに、弊社で展開している『本生本わさび』は100%本わさびを使用しています」(前同)