■なぜ「きのこの山」の大容量がない? きのこ派の叫びに明治広報が回答
まず、発売のきっかけについて、広報担当者は「2024年から展開をスタートした『シンプル包装シリーズ』のラインアップの一つで、お客さまからのまとめ買いニーズにお応えする形で発売しました」(株式会社明治・広報担当、以下同)
と明かしてくれた。そして、気になるのは『きのこの山』がなぜ発売されないのか問題について──。
“きのこたけのこ論争”については、2001年に明治自ら“便乗”し、「きのこ・たけのこ総選挙」キャンペーンを行って以降、不定期で“どちらが好きか”アンケート調査が実施されている。2020年の「きのこの山・たけのこの里 国民大調査」では、47都道府県のうち46都道府県で、たけのこの里が圧勝するという結果が出ていた。大容量パウチの発売がたけのこの里だけなのも、やはり、こうした人気を踏まえた結果なのだろうか?
「シンプル包装シリーズとしてたけのこの里を販売させていただいた理由は、お客さまからたけのこの里の大容量商品のご要望を多くお寄せいただいていたためでございます」
やはり、『きのこの山』の要望は少なかったのか……と思いきや、きのこ派の声もしっかりと届いているという。
「『きのこの山』の大容量パウチを求めるお声は、当社としても確認しており、お客様からの貴重なご意見として真摯に受け止めております。現時点では発売予定はございませんが、お客さまにご満足いただけるよう、さまざまな可能性を追求してまいります」
どうやら、きのこ派にも希望は残されているようだ。最後に、大容量パウチを待ち望むきのこ派へのメッセージを聞いてみた。
「『きのこの山』大容量パウチの発売を心待ちにしてくださっているきのこ派の皆さまには、いつも温かい応援をいただき、心より感謝申し上げます。『きのこの山』も『たけのこの里』も、どちらも当社にとって大切な商品であり、すべてのお客さまにご満足いただきたい気持ちは変わりません。
きのこ派の皆さまからの貴重なご意見はすべて真摯に受け止め、今後の商品開発に生かしてまいります。今後の展開にどうぞご期待いただけますと幸いです。これからも変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます」
今年は『きのこの山』発売50周年。メモリアルイヤーに巻き返しなるか!?