■自ら会見を開き、薬物疑惑と不倫問題に驚きの発言を繰り出した
前出のベテラン芸能記者が国生の当時の衝撃を振り返る。
「1995年1月に歌手の長渕剛さん(69)が大麻所持で逮捕されるという事件がありました。この時、長渕さんに対して違法薬物の使用の疑いがあり、自宅を家宅捜索したところ、大麻1gが発見されました。
そして当時、長渕さんと不倫関係にあったのが国生さんでした。長渕さんが逮捕されたことで、ワイドショーなどでは国生さんに対する違法薬物疑惑が取り上げられ、“逮捕が予想される”と報じられたことも。実際に国生さんは参考人として、2度に渡って警察の事情聴取を受けているのですが、事情聴取が終わった翌日、記者会見を開いたんです。
そこで国生さんは、長渕さんとの不倫を認めたうえで、“大麻も覚醒剤も、やったことも見たことがない”と疑惑を完全否定。また、自身も警察で尿検査を受けたということも話しています。警察の事情聴取を受けたうえで、“シロ”であると判定されたことを自らの口で説明したわけです」
長渕の逮捕から国生が記者会見を開くまでは、かなりのスピード感だったという。
「長渕さんが逮捕されたのが1995年1月24日で、国生さんが事情聴取を受けたのが1月27日と29日。そして国生さんが会見を開いたのが30日ですからね。国生さんは、事件発生から1週間も経たずに身の潔白を証明したということです。疑惑が無駄に大きくなる前に対処したという意味では、国生さんの選択は正しかったでしょう」(前同)
また、国生はこの記者会見で違法薬物疑惑だけでなく、長渕との関係についても詳細を語っている。
「国生さんは会見で単に不倫を認めただけでなく、記者からの質問にもしっかり答え、長渕さんの妻である志穂美悦子さん(69)と3人で話し合いをしたことや、長渕さんが国生さんを志穂美さんに会わせたのは愛人関係を認めさせるためだったことなど、不倫の裏側について赤裸々に告白しました。そのうえで、不倫関係を終わりにする、という結論を出したことも含め、かなり吹っ切れた会見でした。その様子からは何かを隠しているようには見えず、疑惑を見事に払拭した会見となりましたね」(同)