妻夫木聡(44)主演、Snow Man目黒蓮(28)が重要な役で出演するTBS系日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』(夜9時~)の第3話が、10月26日放送される。同時間帯には日本テレビ系でSixTONESの冠番組『Golden SixTONES(『GOスト』)』が放送されているだけに今後、目黒との“スノスト対決”に注目する声も――。

 ドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』は「JRA(日本中央競馬会)賞馬事文化賞」受賞作でもある早見和真氏の同名小説が原作。元税理士・栗須栄治(妻夫木)を主人公に、競馬に関わる人間たちの夢と情熱に溢れた20年間が描かれる。撮影はJRAが全面バックアップし、馬主、調教師、騎手なども協力して、実際の競馬場でも撮影が行なわれる。

 目黒は初回ラストに写真で登場したほか、ナレーションとして声のみ出演中。 “物語の鍵を握る重要な役”を演じるとだけ明かされていて、役名・役柄は伏せられている。

 そして『GOスト』は、今年4月6日から放送を開始した、SixTONESにとって初の冠レギュラー番組。同番組は23年間続いた『行列のできる相談所(旧『行列のできる法律相談所』)』の後番組であり、毎週、SixTONESとゲストがゲーム対決を繰り広げる様子が人気を博している。

 すでに『GOスト』は“日テレの日曜日の顔”となりつつあり、『ザ・ロイヤルファミリー』初回放送日の10月12日には、日テレの秋ドラマに出演する俳優陣を中心に、総勢12人のゲストが同番組に集結。事実上の「秋ドラマ番宣特番」のような構成で放送された。

「もともと“民放ナンバーワン”とも言われて視聴率も良い日曜劇場ですが、大人気の目黒さん効果で若い視聴者も増えそうですよね。

『ザ・ロイヤルファミリー』出演にあたり、眼鏡をかけて前髪を降ろした目黒さんのビジュアルが解禁されていますが、現段階では声のみ。それでも“めめの声だ!”などとXは沸騰し、《目黒くんのナレーション》がトレンド入りするなど、すでにドラマの勢いに大きな影響を与えている感があります。

 実際、視聴率は2話連続で世帯10%台を維持しています。堅調とは言えるのでしょうが……同時間帯に放送されている『GOスト』と比較すると、少々驚きの結果が見えてくるんですよね」(民放キー局関係者)

『ザ・ロイヤルファミリー』初回(10月12日)の視聴率は、世帯視聴率11.7%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)、個人視聴率6.8%、テレビ界が重視しているコア視聴率(13~49歳の個人視聴率)2.8%。

 そして同日の『GOスト』の視聴率は、世帯7.0%、個人4.9%だが、コアは『ザ・ロイヤルファミリー』を大きく上回る4.7%を叩き出していた。

『ザ・ロイヤルファミリー』の第2話(10月19日)も、世帯や個人は『GOスト』に勝っているが、コア視聴率は負けている。同日のコアは『ザ・ロイヤルファミリー』が2.6%、『GOスト』が4.6%だった。

「『GOスト』は若い層の視聴者に大人気なんです。今期に限らず、『日曜劇場』にコア視聴率では勝ち続けています。それは、SixTONESの人気に加えて、“サイズ感覚を競う『サイズの晩餐』”など、番組の企画内容の面白さもあるでしょうね。SixTONESファン以外の視聴者も多く見ているようで、むしろ“『GOスト』でグループを知った”という声もあるくらいですからね。

 そして日曜劇場の制作陣としては、コア層である若い視聴層にもっとドラマを見てほしいという思いが強いと見られていますね」(前同)