■目黒蓮は“どんな役を演じるのか”“いつ登場するのか”――大注目

 TBSの日曜劇場には、SixTONESと同じSTARTO社タレントが出演することも珍しくない。今年の作品ではなにわ男子道枝駿佑(23)が阿部寛(61)主演の『キャスター』(4月期)にレギュラー出演、松本潤(42)が『19番目のカルテ』(7月期)で主演を務めたが、両ドラマともコア視聴率では『GOスト』に及ばなかった。

「そんななかついに、SixTONESと同時デビューを果たしたライバル的存在であるSnow Manの目黒さんが、『ザ・ロイヤルファミリー』に出演するということですよね。

 まだ声のみの出演ですが、SNSなどの盛り上がりを見るに、彼が目当てで同ドラマを視聴している人も少なくない。物語が進み、目黒さんが満を持して本編に登場すれば、『ザ・ロイヤルファミリー』にはより多くの視聴者が集まるのではないでしょうか」(前出の民放キー局関係者)

『ザ・ロイヤルファミリー』に目黒がどんな役で登場するのか――という点でも視聴者は盛り上がりを見せている。

《目黒蓮は本当に馬役なのでは…と思い始めてきてるwwwいやいやw写真写ってたんだぞw》
《とりあえず目黒蓮が馬役じゃなくてホッとした》
《めめはまだ出ないのかなナレーターだけで終わりはやめてよ》
《目黒蓮は作家?番組D?記者?》

 冗談半分で“馬の声優では”という声もあったほどだが――、

「『ザ・ロイヤルファミリー』の原作小説から、目黒さんの役を推測する動きもあります。原作には、ドラマでは佐藤浩市さん(64)が演じている馬主・山王耕造と愛人の間に生まれた青年がいるのですが、これが目黒さんなのではという声が上がっていますね。原作は2部構成で、第2部からはその青年が“次世代の馬主”として主人公に次ぐポジションで活躍するので、ドラマでもそうなるかも……」(前同)

 第2話時点での『ザ・ロイヤルファミリー』の舞台は2011年。初回ラストでは「2030」という大きなテロップの後で、「2011年8月7日。この日のことを後に彼(※おそらく主人公)はこう語ってくれました」という目黒のナレーションが入ったことから、ある程度時代が進んでから目黒演じる役が登場するのでは、と見る向きもある。

「日曜劇場は基本的に全10話構成ですから、物語が折り返し地点を迎える11月半ばには、『ザ・ロイヤルファミリー』は第2部に突入するのではないでしょうか。そこで目黒さん演じる“重要人物”が登場すれば、若い層の視聴者が増えてコア視聴率も上がるでしょう。いよいよスノストの衝突となるわけですが、テレビ界でもそこが注目されていますね」(同)

『ザ・ロイヤルファミリー』の今後などについて、長年の日曜劇場ウオッチャーであるドラマライター・ヤマカワ氏はこう話す。

「”馬主”を”うまぬし”ではなく”ばぬし”と読んでしまうような競馬については門外漢ですが、本物の騎手や競走馬が出てくるレースシーンは、非常に迫力があって見入ってしまいますね。野球をやってなくても、野球ドラマの試合シーンで涙してしまうのに似ているのかも。

 一方、調教など競馬の裏舞台の描写には、まだ今ひとつハマれません。また、重要人物だと言われている目黒さんがまだ姿を見せないのは、Snow Manファンならずともガッカリ。未だに明かされていない役どころは、原作の読者には見当がついているそうですが……」

 と、やはり目黒登場への期待は大きい。目黒が顔出しで登場するのは第何話からなのだろうか――。

ドラマライター・ヤマカワ
 編プロ勤務を経てフリーライターに。これまでウェブや娯楽誌に記事を多数、執筆しながら、NHKの朝ドラ『ちゅらさん』にハマり、ウェブで感想を書き始める。好きな俳優は中村ゆり、多部未華子、佐藤二朗、綾野剛。今までで一番、好きなドラマは朝ドラの『あまちゃん』。ドラマに関してはエンタメからシリアスなものまで幅広く愛している。その愛ゆえの苦言もしばしば。