■国分太一以上の「問題行動タレント」も……
国分が人権救済を申し立てたという報道に、
《これ 日テレ側から国分さんに説明なかったの?w 日テレはどうやって事実確認したんだ?www》
《誰に何をしたのか、国分太一さん本人も分からず、番組降ろされたの!? ちょっと日テレ変だよね》
《これの異常さがわかってない人が多いな。ハラスメントでもコンプラ違反でも、そういう行為があったかどうかを行為者に確認取らなきゃいけないんだけど》
《何があったかわからないけど一切仕事なくなるってのは厳しいわな。捕まったわけでもないのに。ピエール瀧なんか覚せい剤やって捕まったのに地上波(日テレ)出てるし。どういう基準なんだ》
などの声がXに寄せられている。
23日には国分の代理人・菰田弁護士が東京・霞が関の司法記者クラブで会見も行なったが、これを受けて日本テレビはコメントを発表した。
「国分さん代理人弁護士が日テレの代理人との協議の最中に、やり取りの中身や関係者の特定につながりかねない情報を世に出し、会見を開いたことに対して《誠に遺憾であり、強く抗議いたします》と厳しく言っています。またあらためて、国分さんへのヒアリングから降板までの手続きなども問題はないものと考えている、ということでしたね」(前出の女性誌編集者)
ここにきて、“国分vs日テレ”という様相を呈してきたとも言えそうだが――芸能プロ関係者はこう話す。
「国分さんの騒動から約1か月後の7月23日、大物タレントAにハラスメント行為がなかったか、あるキー局がアンケート調査を実施していたと『NEWSポストセブン』が報じました。“国分さんに続いてあの大物も追放か?”という空気も漂いましたが……こちらは今に至るまで特段動きはありませんよね」
『NEWSポストセブン』の記事では、さるキー局が一部局員を対象に《Aさんによる社員、スタッフ、その他関係者へのハラスメント行為を見たことはありますか》とアンケート調査を行なっていたと報道。
Aは大物タレントで、長年にわたってバラエティ界をけん引。しかし、納得いかないことがあると「それは違うだろ!」と収録現場で声を荒らげることもあったとされる。
「6月に国分さんの件が勃発して、その後にAさんの件が話題になって……そうしたなかで芸能界では“だったらBさんはどうなんだ? もっと酷かったぞ”“Bに対しては、あるプロダクションは所属タレント全員を共演NGにしているからね”などと他のハラスメント気質のあるタレントの名前も取りざたされて、話題になったんです。
国分さんは『鉄腕ダッシュ』から即降板。芸能界から追放されるような状態になっていますが、彼以上に酷いと評判のタレントは複数人います。“それが何で国分さんだけ?”と疑問を呈する芸能関係者も少なくありません」(前同)
6月20日に会見を行なった日本テレビは、国分の事案の詳細について《プライバシー等の観点から配慮すべき点が多く、説明を控えさせていただく》と説明。前述の新潮の問い合わせに対しても《コンプライアンス違反の内容、降板にかかる経緯は6月20日の社長会見で申し上げた通りです》という回答だった。
「被害を受けた人のプライバシーに最大限配慮してこのような対応になっているのでしょうが、やはりハラスメントの内容が全くといって明らかになっていませんし、処分に至った経緯も曖昧に感じられ、それで“基準はどこにあるんだ?”という声が上がっているということですよね。果たして、即降板、芸能界追放状態となった国分さんと、AやBとの違いはなんなんだと……。
告発者の有無なのか、“証拠”の有無なのか……AやBと比べて国分さんは文句を言って来なそうだから即降板にしたのではないか、今ではそんな声まで上がってしまっていますね。
なぜ、そうした疑念や憶測が飛び交ってしまうのか――それは、日テレが国分さんが行なったコンプラ違反の内容を徹底的に伏せているから、ですよね。被害に遭われた方のプライバシーは絶対に守らなければいけないですが、何もかもがブラックボックスで、それは仕事をすべて失って生活の危機を迎えている国分さんに対してもそうなわけで……それにより、視聴者だけでなく芸能界にも混乱が広がっていますね」(同)
今後、国分が自ら、今回の騒動について説明する時はくるだろうか――。