高石あかり(22)が主演を務めるNHK連続テレビ小説『ばけばけ』の第19回が、10月23日放送された。同回では、北川景子(39)演じる雨清水タエが、長年暮らしていた島根県・松江を去るつもりだと告白。劇中の描写、史実でのエピソードから、タエの今後を心配する声が多く寄せられている――。
【以下、『ばけばけ』ネタバレを含みます】
『ばけばけ』は、日本の民話を『怪談』という名の文学作品へ昇華し世界へ広めた明治時代の小説家・小泉八雲(パトリック・ラフカディオ・ハーン)の妻・小泉セツをモデルにした物語。高石がヒロイン・松野トキを、トミー・バストウ(34)が八雲をモデルにしたレフカダ・ヘブンを演じる。
北川が演じるのは、主人公の一家・松野家の親戚である雨清水家の当主・傳(堤真一/61)の妻・タエ。
傳は第3週(10月13日~17日)で亡くなってしまったが、同週ではトキが養子に出された身の上であること、本当の両親は傳とタエであることが明らかとなった。
現在放送中の第4週(20日~24日)では、トキが出奔した夫・銀二郎(寛一郎/29)を追って上京することに。その頃、トキの育ての親である松野家の司之介(岡部たかし/53)とフミ(池脇千鶴/43)、祖父・勘右衛門(小日向文世/71)は、トキが松江に帰ってこないことも覚悟していて――という話が展開中。23日放送回では、勘右衛門がこの話をタエに伝える様子が描かれた。
タエは、勘右衛門がトキの旅費を捻出するために家宝の鎧や刀を売却したことを「みんな出て行っちゃったわね」「子どもたちだけではありません」と残念がった。
そのうえで、勘右衛門ら一家がトキを愛し、育ててくれたことに感謝しつつ、ガランとした部屋のなかで「松江を去ることにしました。皆によろしゅう」とだけ言った。
「明治を迎えたことで武士の時代ではなくなり、夫・傳も亡くなった。それを受けて、業績が悪化していた傳が作った織物工場も倒産。タエが家を手放して去りたくなるのも自然な流れではあるのですが、視聴者からは、彼女の今後を不安視する声が多いんですよね……」(女性誌編集者)