長かった残暑も終わり、朝晩に肌寒さを覚える今日この頃。これからの晩秋に恋しくなるのが、熱々の鍋料理だ。最近、コンビニには“ひとり鍋”を楽しめる商品が続々と登場している。

「鍋はほとんど調理いらずで、ご飯やお酒のお供になります。この秋は、進化した“コンビニ鍋”で、ほっと温まりましょう」

 そう語るのは、元祖B級グルメライターの田沢竜次氏だ。そこで、同氏協力のもと、コンビニ大手3社で販売する商品を実食調査。その中から、厳選6品を紹介しよう。

 まずは、ローソンの『すき焼き』(462円=税込=以下同)。レンジ調理で本格的な味が楽しめると、人気の商品だ。

「肉はもちろん、3センチはある長ネギの輪切りや、シラタキなどの脇役に存在感があって、通好みです。特に、しっとりとした食感の木綿豆腐が、上品な割下と絡んでたまりませんでした」(グルメ雑誌記者)

 対して、ファミリーマートの『こだわりの割下で作った7種具材のすき焼き』(450円)は、主役の肉を味わいたい。

「ジューシーな牛肉が数枚入っています。これで400円台は驚きです。木桶仕込みの丸大豆しょうゆを使った割下も味わい深く、白ご飯と相性抜群でした」(田沢氏=以下同)