高石あかり(22)が主演を務めるNHK連続テレビ小説『ばけばけ』の第21回が10月27日放送された。同回では多くの新キャラクターが登場したほか、トミー・バストウ(34)演じる、後に主人公の夫となるレフカダ・ヘブンがついに来日。物語が、いよいよ動き始めている――。
『ばけばけ』は、日本の民話を『怪談』という名の文学作品へ昇華し世界へ広めた明治時代の小説家・小泉八雲(パトリック・ラフカディオ・ハーン)の妻・小泉セツをモデルにした物語。高石がヒロイン・松野トキを、バストウが、八雲がモデルのレフカダ・ヘブンを演じる。
物語の舞台は、第4週(20日~24日)から一気に4年が経ち1890年(明治23年)。
同回では、第4週で初登場した吉沢亮(31)演じる松江随一の秀才・錦織友一が、再登場し、トキと再会。今後は彼がトキとヘブンに関わっていくと予告されている。
そして、ついにヘブンが来日。“松江初の外国人”を一目見ようと、トキらは船着き場に集まって――という展開。
以前から顔見せ程度には出演していたバストウだったが、今後はトキたちと交流するなど、本格的に本編で活躍することになると見られる。
ヘブンが笑顔で群衆に手を振った際、一瞬だけ不安そうな表情を浮かべたことから、
《浮かない顔してため息ついてるヘブンさん…こっからどう展開してくのか、楽しみぃいぃ!!!》
《ヘブン先生、なんかお手振りの後ふっと暗い表情になったのは何故…?》
などと展開を予想する声なども多く寄せられている。
そんな『ばけばけ』だが、人気俳優・吉沢の登場により、視聴率も上がり調子。4週の週平均世帯視聴率は、15.1%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)。週平均世帯視聴率が15%を超えたのは、第1週(9月29日~10月3日)以来である。
「これまでの物語は、ある意味ではプロローグ。後の夫婦が揃ったことで、いよいよ本編に突入したとも言えそうです。『ばけばけ』の第4週は吉沢さんの登場もあり盛り上がりましたが、今後はバストウさんが活躍することは間違いない。彼の演技が視聴者に刺さるか、魅力が伝わるかが、高い視聴率を維持できるかのカギとなりそうですね。日本語が堪能なこともあり、現場でも共演者と良好な関係を築けているようです」(女性誌編集者)
バストウは、高石とは《会った瞬間に仲良くなりました》、吉沢とは《ゲームを通してより仲良くなりました。本当に気が合うんです》と、10月24日にコメントを発表している。
「バストウさんはイギリス出身の俳優ですが、幼少期から黒澤明の映画に惹かれたり、武士道に魅了されたりと、親日家。日本語は10年ほど前から独学で勉強したということで、SNSでの告知コメントも、日本語で話しています」(前同)