クマ出没のニュースが連日、世間を騒がせている。死亡者は過去最高の10名に達し、国民に不安が広がる中、秋田県・鈴木健太知事(50)はついに自衛隊の派遣を要請した。
秋田県はクマの出没が多発する地域のひとつで、人身被害はこれまでに50人以上にのぼる。
こうした現状を受け、鈴木知事は10月26日に自身インスタグラムで、《状況はもはや県と市町村のみで対応できる範囲を超えており、現場の疲弊も限界を迎えつつあるため、新内閣が始動した今のタイミングで防衛省に要望を行うことに決めました》と表明。
通常、クマの駆除は自治体から依頼を受けた猟友会所属のハンターなどが行なうが、組織力を持った自衛隊に頼らざるを得ない状況だとした。
28日には、鈴木知事が実際に防衛省を訪れ、小泉進次郎防衛大臣(44)と会談。
鈴木知事が「マンパワーをはじめ(県での)様々な資源では対応ができない」「防衛省自衛隊の力を借りなければ国民の命が守れない状況になっている」などと訴えかけると、小泉大臣も、同日午後に東北方面総監部の連絡員が秋田県庁に向かう旨を明かすなど、さっそく対処に動く姿勢を示している。
ついに自衛隊が派遣されるということでSNSでは大きな話題になっているが、同時に上がっているのが「どこまで対処できるのか」といった疑問の声だ。