突如の番組打ち切りが報じられ、世間を騒然とさせたフジテレビのバラエティ番組『酒のツマミになる話』の最新回が10月31日に放送される。
番組を巡っては、10月24日の放送当日に内容が急遽変更されたことにMCの千鳥・大悟(45)が納得できず、自ら降板を申し出たと複数のメディアが報じることに。10月28日の収録が最後となり、撮りだめ分も含めて年内の放送で終了する見込み。4月と10月の改編期以外で番組が終了するのは異例のことだ。
事前の告知では当該の放送回は「ハロウィンスペシャル」と題し、大悟ら出演者がコスプレをしてトークを繰り広げるという内容だった。しかし、放送直前に番組の公式サイトで《放送内容を変更してお送りします》と告知され、番組冒頭でもテロップで放送内容が差し替わったと伝えた。
差し替えの理由について、大悟が、2024年2月まで同番組のMCを務めていたダウンタウン・松本人志(62)のコスプレで出演していたことが要因だと報じられ、フジテレビ幹部の間で問題視されたと見られている。
大悟は、1年前の24年に放送された同番組の「ハロウィンスペシャル」でも、「松本さんも“どんどんわしのことはイジれ”って言うてるから」と金髪のカツラに白いTシャツで松本のコスプレをしていたが、今年は、中居正広氏(53)の一連の問題と現在のフジテレビの状況から問題視され、差し替えが判断されたとも報じられている。
「そして31日午後、ついに正式な番組終了発表が『酒のツマミになる話』の公式サイトでありました。フジテレビは、急遽の差し替えの件で千鳥への謝罪の言葉を綴り、また千鳥の方から降板の申し出があったことを明らかにしています」(民放キー局関係者)
番組公式サイトでは『酒のツマミになる話』終了のお知らせと題し、以下の文を掲載。
《10月24日放送予定だった「酒のツマミになる話」において、再生・改革の取り組みを進めている弊社の状況を鑑み、内容を差し替えて放送いたしました。
その過程において、社内における連携に不十分な点があったことから、放送直前での変更となりました。
放送を楽しみにしてくださっていた視聴者の皆様、ならびに、千鳥のお二人をはじめ出演者の皆様に多大なるご迷惑をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます。
放送後、千鳥のお二人より降板のお申し出があり、社内で協議した結果、年内をもって番組を終了することとなりました。
番組を楽しんでくださっている視聴者の皆様や、番組にご協力いただいている皆様に、心よりお詫び申し上げます。
千鳥のお二人に感謝を申し上げると共に、視聴者の皆様には最終回まで放送をご覧いただければ幸いです。》
「10月28日が最後の収録になったようで、11月分と12月初頭放送分を収録したといいます。つまり、『酒のツマミになる話』は12月頭に最終回を迎えるということですね。ただ、最後の収録では今後の放送分だけではなく、追加で流す“緊急メッセージ”も収録したと聞こえてきています。
番組終了報道が出て、騒動に発展。噂が先行したような状況でしたが、千鳥の大悟さんとノブさん(45)から自分たちの口でしっかり説明したいという意向があり、視聴者へのメッセージを収録し、それが10月31日の放送でオンエアすることになると見られていますね」(前同)
“緊急メッセージ”の内容は、番組が終了すること、コンビで話し合って“終了する”という決断に至ったことの報告になるようだ。
「番組は終了するが、誰の責任かを問うわけなどではなく、お酒を飲んで楽しくトークを繰り広げるという、松本人志さんが始めた番組を最後までいつも通りに気軽に見てほしい、といった前向きなメッセージになるようですね。また、ラストにはフジテレビへのメッセージとも受け取れるような文言もあるとも聞こえてきています」(同)

