■『Premium Music2023』の魅力
「『Premium Music2023』(日テレ系)の制作には、キンプリの冠番組『King&Princeる。』(日テレ系)を制作するチーフプロデューサー、構成作家、制作会社が入っていました。
メンバー5人の特徴や個性をよく知るスタッフがいることで、番組構成から演出まで細やかな配慮がされていたと思います。例えば「ドラマ主題歌SPメドレー」として、『ダンス編』と『バラード編』と分けて披露したことで、雰囲気の違うグループの魅力を訴求しました。衣装もアリーナツアーで着用していたものだったのが、とてもよかったですね。
そして、3月16日にジャニーズ初となるミュージックビデオ1億回再生を記録した『ツキヨミ』(2022年11月9日発売)を番組のトリにするなど、ファンにはたまらない構成でした。
また、ディズニーとのコラボは、2020年の紅白の特別企画として、東京ディズニーリゾートのシンデレラ城でパフォーマンスをしていますし、親和性の高い組み合わせ。さすがだなと思いましたね」(花井さん=以下同)
日本テレビがキンプリを大切にしているのは、デビュー当時から。朝の情報番組『ZIP!』(日テレ系)で冠コーナーを務めるなど繋がりは深い。
■司会の重圧
「番組のトリだった『ツキヨミ』を披露する前、永瀬廉さん(24)の司会ぶりをどう感じたかを、平野紫耀さん(26)が答えていたんです。
“いやもう本当にお疲れ様ですという感じです。今日はもうゆっくりご飯食べて、ゆっくり寝てほしいなと思います”と、優しい言葉で労っていました。平野さんも2020年に当番組で司会を経験されていますので、その大変さはよく分かっていると思います。
平野さん、司会をするにあたっては、カンペを読むのが苦手だからと台本4時間分をほぼ覚えて、生放送に臨んでいたというんですよね。当時は『未満警察ミッドナイトランナー』(日テレ系・2020年6月スタートの連続ドラマ)の撮影中だったので、ものすごい労力のいることだと思いますが、必要だと思ったらやる人です。
永瀬さんの司会は2年連続ですし、多忙なスケジュールの中での司会は大変だろうと感じたと思います。平野さんにコメントを振るのは、アドリブではなく台本にあったものだと思うのですが、これまでの経緯を踏まえてのものでしょう。何気ないやり取りですが、深いなと思います。永瀬さんも、少し照れたいい笑顔を見せていました。」(前同)
平野と永瀬は、ジャニーズJr.時代からの長い付き合い。ファンにとってはエモさも倍増したことだろう。