新型コロナの影響で急速にリモートワークが普及した一方、最近は従業員に出社を促す“出社回帰”の傾向が強まっている。それに伴って人口の都心回帰も進み、都内の家賃が高騰している。

 それでも住むならなにかと便利な都心が良いと考える人は多いだろう。そこで今回は都内在住の20~30代の男女100人に「住んでみたい山手線駅の街」について聞いてみた。(自社リサーチ)

 第8位(4.0%)は、新宿駅、高田馬場駅、巣鴨駅が同率でランクイン。

 新宿駅には、中央線、総武線、埼京線の他、小田急線、京王線、複数の地下鉄が乗り入れ、1日の乗降客数が世界トップクラスを誇る巨大ターミナル駅として知られている。

 周辺は、都庁やオフィスビルが立ち並ぶ西新宿エリア、デパートや大型家電量販店が集まる東口エリア、飲食店や娯楽施設が多い歌舞伎町エリアなど、多様性のある街の様子も魅力だ。一方、ワンルームの家賃相場は約12~15万円程度で水準は高い。

「都会的だし、交通網が多く使いやすい」(30歳/男性/会社員)

「交通の便が圧倒的にいい」(31歳/男性/パート・アルバイト)

 高田馬場駅は、西武新宿線や東京メトロ東西線が乗り入れ、新宿駅や池袋駅などの主要ターミナル駅へまで約5分圏内というアクセスのよさで人気。

 周辺は、早稲田大学を中心とした賑やかな学生街で、リーズナブルな飲食店や昔ながらのお店が多いのも魅力。また、家賃相場もワンルームが6~10万円程度とややお手頃だ。

「生活が便利そう」(36歳/男性/会社員)

 巣鴨駅は、都営三田線が利用できる他、池袋駅まで約4分と交通の利便性も高い。

 また、昔から“お年寄りの原宿”と呼ばれ、周辺の「とげぬき地蔵」「地蔵通り商店街」には多くのシニア層が訪れ、下町の雰囲気を感じられるのも魅力。家賃相場もワンルームで8~10万円と比較的リーズナブル。

「お年寄りが多いイメージなので、治安が良さそう」(37歳/男性/パート・アルバイト)

「昔懐かしの雰囲気があって落ちつけそう」(39歳/男性/公務員)

「何となく家賃が安そうなイメージ」(32歳/女性)