その哀愁漂う発言は、テレビ業界の核心を突いていたーー。

 3月29日に放送されたお笑いコンビ・オードリーがMCを務める『あちこちオードリー』(テレ東系)。この日はオードリーと同期の平成ノブシコブシ吉村崇(42)とピース又吉直樹(42)が出演。同期ならではの深い話が展開されていた。

「吉村さんは以前から同番組に出演するたびに、芸能界で天下を獲ると豪語していましたが、前回出演した10月19日に放送で、若林正恭さん(44)に天下統一までの現状を聞かれると“諦めた訳じゃないですが、道は険しいなと思った”とコメント。

 諦めた訳じゃない、と語っていたものの、3月29日の放送では、若林さんからの芸能界楽しい? という質問には“楽しいのかな苦しいのかな”と、複雑な心境を告白していました」(前同)

 吉村は苦しい理由を「嫉妬はずっと苦しい。やっぱり終わる番組もあるし、始まる番組もある。毎日誰かがピックアップされてるし、スターになってるし」と語り、番組スタッフからの愛情も感じないという悲しい発言も。そんな中、「45歳までに決着をつけないと」と思っているとも告白していた。

 この吉村の言葉を聞いた若林からも、意外な発言が。

「吉村さんの45歳までに決着、という真意は、“もう衰えてる”からというシンプルな理由でした。

 若林さんは、この意見に賛同すると“今年45なの。ふと初めてこの間『もう結論じゃん』って思ったの。でもそれが悲しくなかったの。ここまでで、比較的出来ることと出来ないこと、結局俺最後までロケって分からなかった。(15年テレビに出ても分からなかったから)ここまでで、分かってることと分かってないことだけやろうって、もう無理しない”と、45歳になって辿り着いた境地を告白していました」(前同)