ブランド総合研究所によって毎年発表される「都道府県魅力度ランキング」に、今年は注目すべき変化がありました。このランキングは3万人以上の20代から70代の男女を対象に、47都道府県の魅力について「とても魅力的」「やや魅力的」「どちらでもない」「あまり魅力的でない」「全く魅力的でない」の5段階で回答してもらい、それを数値化して算出したもの。17年連続で首位となった北海道の独走は続くものの、関東圏では神奈川県が初めて東京都を抜いて4位に浮上。東京は5位に後退しています。

 順位が入れ替わった要因としては、「神奈川はKアリーナ横浜など新しい観光スポットが増えたことが県全体のイメージを押し上げた」「東京は宿泊料金の高騰や観光スポットの混雑などが、国内在住者にとって魅力を感じにくくなった」と分析されています。

 また、関西地域でも変動がありました。大阪府は8位と前回から1つ順位を下げたものの、隣接する奈良県と兵庫県は前回調査から順位を上げ、それぞれ9位と10位にランクイン。万博の開催によって大阪周辺の県の魅力が再発見された可能性があるようです。