■『水ダウ』“3か月出演NG”のワケ――
『水ダウ』でブレイクしたひょうろくが、その『水ダウ』“出演NG”となっている理由――それは今、彼が『水ダウ』の真裏の連続ドラマ『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』(フジテレビ系)に出演しているからなのだ。
俳優の菅田将暉(32)が主演を務め、三谷幸喜氏(64)が脚本を手掛ける連続ドラマ『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう(もしぼく)』は10月1日にスタート。
三谷氏の半自伝的要素を盛り込んだ完全オリジナル作品で、昭和59(1984)年の東京・渋谷を舞台にした青春群像劇。豪華出演者が多数の同作でひょうろくは、気弱で神経質、声が小さいジャズ喫茶「テンペスト」の従業員・仮歯を演じている。
「三谷さんがひょうろくさんの演技と人柄を評価して、同ドラマにキャスティングされたといいますね。名脚本家の三谷さんの作品に出演できることは、ひょうろくさんとしては非常に嬉しいでしょうが、放送時間は『水ダウ』とモロ被り。ドラマが終わるまでは『水ダウ』でひょうろくさんの企画はできませんし、連ドラのワンクールですから、その期間は10月から12月までと結構長いんです。
この時期には、レギュラーのバラエティ番組でも年末の大型企画が入ってくるものですが……今、ひょうろくさんをキャスティングするのは不可能だと。『水ダウ』制作陣としても“売れてよかったね”というところでしょうが、同時に“うちで使えないのか……”という思いもあるでしょうね。
そして、ひょうろくさんも『水ダウ』にとても感謝していると思いますが、バラエティ番組が盛り上がる時期に出られないわけで……芸人としては痛し痒しとなっているのではないでしょうか」(前出の民放キー局関係者)
『水ダウ』で大ブレイクを果たし、その名前が「流行語大賞」にまでノミネートされたひょうろくだが、“売れすぎ”の弊害が生じていると言えるのかも――。