現代用語の基礎知識選「2025 T&D保険グループ新語・流行語大賞」のノミネート語30が11月5日に発表され、大人気バラエティ番組『水曜日のダウンタウン』(TBS系)発の「長袖をください」と「ひょうろく」がノミネートされた。
2024年はお笑い界からのノミネートはなかったが今年は復活。「長袖をください」はダイアン・津田篤宏(49)が、ロケや番組収録の最中に事件に巻き込まれ、名探偵として謎解きをして、犯人を見つけるまで抜け出せないという名物企画「名探偵津田」で生まれた言葉。
仕掛け人にこれからすぐ新潟に向かう、と告げられた津田は「長袖がいります」「上着をください」「ユニクロ寄ってください」と繰り返し主張。最後に、怒りを押し殺したかのように「長袖をください」と絞り出した一言に、スタジオは爆笑。この一連の名場面をきっかけに、津田はユニクロの「母の日」キャンペーンの広告にも起用された。
ひょうろく(38)は、人気お笑いコンビ・さらば青春の光のYouTubeチャンネルに出演したことで注目を集めて『水ダウ』にも出演。同番組のドッキリ企画で見せる素なのか演技なのかわからない独特の表情が人気を博して大ブレイク。
2月19日と26日の2週にわたって放送された、兄の隠し子・ケンケン(という設定の子役)を預かる長期ドッキリ「ひょうろく人間性最終チェック ひょうろくとケンケンの冬休み」も話題を呼んだ。
「『水ダウ』から2つもノミネートされ、あらためて同番組の影響力や人気の高さが明らかになりましたが、『流行語大賞』自体に“どうなの?”という声は根強くありますよね……」(女性誌編集者)
Xには、
《水ダウの中の発言でなかったかこれ?てかこれは「流行」したのか?》
《流行語選んだ人は水ダウ見てんのかな》
《朝ドラのセリフと野球用語が無くなった代わりに、バラエティ番組ね…。どっちにせよテレビに縛られてる時点で流行が追えてない》
などの意見も寄せられている。
「これまでは通信教育大手の株式会社ユーキャンと提携して運営されてきた『流行語大賞』ですが、今回からはT&D保険グループが特別協賛社となりました。そうしたことでの変化もあるのではともささやかれていますが……そんな『流行語大賞』候補にノミネートされたひょうろくさんは、『水ダウ』で大ブレイクし、NHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』にも出演。マクドナルドのCMにも起用されるなど、25年は飛躍の年になりましたよね。
ただ実は、ブレイクのきっかけとなった『水ダウ』は今、ひょうろくさんが出演できない事態になっているんですよ……」(民放キー局関係者)