『週刊少年マガジン』(講談社)で連載中の人気漫画『ブルーロック』が実写映画化されると、9月28日に発表され、話題になった。金城宗幸氏、ノ村優介氏によるサッカー漫画で、日本をサッカーワールドカップ優勝に導くストライカーを育成するため、日本フットボール連合が立ち上げた「青い監獄(ブルーロック)」プロジェクトを舞台に、全国から集められた300人の高校生FWたちが生き残りをかけて競い合うストーリーでテレビアニメ化もされている。

『ブルーロック』には特殊なサッカープレーが描かれており、実写での再現について、まだキャスティングは発表されていないが、そこへの懸念の声もSNSにあがっている。

 実写化ドラマ、映画では、原作とのズレ、配役の“ミスキャスト”が話題になることは多い。そこで今回は30~40代の女性100人に、2025年に実写化、実写化発表された「実写ドラマ・映画のミスキャスト」について聞いてみた。(自社リサーチ)

 第8位(4.0%)は、ドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』夏帆、映画『ババンババンバンバンパイア』吉沢亮、ドラマ『初恋DOGs』清原果耶が同率で選ばれた。

 ドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』は、谷口菜津子氏の漫画が原作で、今期、夏帆と竹内涼真のダブル主演で、TBS系で放送されている。

 “恋人ファースト”ゆえに自分を見失ってしまった山岸鮎美(夏帆)と、“料理は女が作って当たり前”な亭主関白思考でナチュラルにモラハラ発言を連発する海老原勝男(竹内)の別れから始まる成長&再生ロマンスコメディで、夏帆は亭主関白男な彼氏と別れ、自分の世界を広げ変わろうとするヒロインを演じている。

「もっと打算的であざと系な雰囲気の人のほうが良かった」(40歳/女性/会社員)

「原作の鮎美は、ゆるフワっぽいイメージだった」(36歳/女性/パート・アルバイト)

「もっと家庭的な女性っぽい人が良かった」(46歳/女性/主婦)

 吉沢亮主演映画『ババンババンバンバンパイア』は、今年7月に公開。奥嶋ひろまさ氏による漫画を実写化、吉沢演じる銭湯で住み込みバイトをし、究極の味わいである18歳“チェリーボーイ”の血を求める450歳のバンパイア・森蘭丸が、板垣李光人演じる高校生になった銭湯のひとり息子の純潔を守るべく、彼の初恋を邪魔するために奮闘するストーリーだった。

「演技力、表現力があるので演じ切っていたが、実写化することに無理があったと思う」(43歳/女性)

「ビジュアルは良いが、何だか残念だった」(37歳/女性/パート・アルバイト)

「映画『国宝』のイメージが強すぎる」(31歳/女性)

 韓国のウェブトゥーン(縦読み式の電子マンガ)が原作の『初恋DOGs』は、今年7月期に清原果耶主演でTBS系で放送されたドラマ。清原演じる愛を信じないクールな弁護士・花村愛子と、成田凌演じる動物しか愛せないこじらせ獣医、ナ・イヌ演じる御曹司が繰り広げるラブストーリーだった。

「もう少しドキドキするような演技が見たかった」(33歳/女性)

「なんとなく違和感があった」(49歳/女性/経営者・役員)

「真面目過ぎるというか、何か堅かった」(39歳/女性)

 第7位(5.0%)は、ドラマ『Dr.アシュラ』松本若菜

 こしのりょう氏の漫画を原作の『Dr.アシュラ』は、今年4月期に松本主演でフジテレビ系で放送された実写ドラマ。松本は、どんな急患も絶対に断らず、どんな手を使ってでも助ける凄腕救命医・野朱羅“アシュラ先生”を演じた。修羅場ほど本領を発揮し、患者が運ばれてくることを事前に予知する特殊能力や、重症患者2人を同時に手術する神業を持つという救命医役が話題になった。

「可もなく不可もなくという感じで、無難すぎた」(41歳/女性/会社員)

「漫画実写だから仕方ないが、不自然な描写が気になった」(40歳/女性/会社員)

「キャラが合っていなかった」(37歳/女性/自由業)