妻夫木聡(44)主演のTBS系日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』(夜9時~)の第5話が、11月9日に放送された。同回では、第4話ラスト(2日)から登場したSnow Man目黒蓮(28)演じる青年・中条耕一が本格的に動きはじめ、大きな話題となった――。

 ドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』は「JRA(日本中央競馬会)賞馬事文化賞」受賞作でもある早見和真氏の同名小説が原作。元税理士・栗須栄治(妻夫木)を主人公に、競馬に関わる人間たちの夢と情熱に溢れた20年間が描かれる。撮影はJRAが全面バックアップし、馬主、調教師、騎手なども協力して、実際の競馬場でも撮影が行なわれている。

「目黒さんは、第4話終盤まで劇中に姿を見せず、ナレーションとしてのみ出演していました。それでも“めめの声だ!”などとSNSは沸騰し、初回時には《目黒くんのナレーション》がトレンド入りするなど、多くの視聴者の注目を集めてきました。

 そんな目黒さん演じる“中条耕一”が、本格的に登場したこともあるのでしょう。『ザ・ロイヤルファミリー』の第5話は、世帯視聴率、テレビ界が重視している個人視聴率とコア視聴率(13~49歳の個人視聴率)のいずれもが上昇したんです」(制作会社関係者)

 11月2日放送の『ザ・ロイヤルファミリー』第4話の視聴率は、世帯9.0%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)、個人5.5%、コア2.5%。

 そして、目黒が本格的に登場した第5話の視聴率は、世帯11.0%、個人6.6%、コア2.6%。特に世帯と個人は、第1話(10月12日)の世帯11.7%、個人6.8%に次ぐ、番組内2位の数字である。

 数字が跳ね上がった第5話は、どのような内容だったのか――。

【以下『ザ・ロイヤルファミリー』のネタバレを含みます】

 目黒演じる耕一は、栗須(妻夫木)が働く「株式会社ロイヤルヒューマン」の社長で馬主の山王耕造(佐藤浩市/64)の隠し子。余命1年の重病を患い入院中の母・美紀子(中嶋朋子/54)はこの事実を伝えていなかったが、美紀子は第5話で他界する直前、耕一に父親が誰なのかを伝える。

 その後、葬儀の場で耕造(佐藤)と栗須(妻夫木)は耕一(目黒)と対面。耕造は最大限のサポートを約束すると申し出たが、耕一は手渡された香典を強く握りしめ、「けっこうです」と突き返す。その上で、平静を装いつつも怒りをにじませた声色で、「今後いっさい、僕には関わらないでください。わざわざお越しいただいて申し訳ありませんが、2度と会うことはございません。お引き取りください」と絶縁を宣言――という場面で第5話は終了した。

 その一方で、やはり“親子”ゆえか、耕一は大学で競馬サークルに入ったり、馬主が耕造とは知らずに競走馬・ロイヤルホープの勇姿に熱中するなど、耕造と同じように馬に魅せられている様子も、同回では描かれていた。